フリークアウト・ホールディングスとフェズの合弁会社であるストアギークは、同社が独自開発したリテールメディアアサービス「ストアギークサイネージ」の提供を10月17日より開始した
2021年3月設立のストアギークは大手ネットメディアにタクシーサイネージなど、広告プラットフォームの開発と広告販売・運用をサポートしてきたフリークアウトの知見とリテールデータを活用した広告ソリューション「Urumo Ads」などリテールメディアの企画・開発・販売を行ってきたフェズの知見を組み合わせることで、新しいインストアメディアの開発を目指していた。
今回、提供を開始した「ストアギークサイネージ」はまずは主にドラッグストアの店頭に設置される。設置する場所を、店内売上の中心となる「定番棚」に特化すさせることで、消費者が商品を選ぶ瞬間に購買意思決定を後押しできるメディアとなることを目指して開発された。
ストアギーク 取締役の安藤尚人氏は「現在のインストアサイネージは入り口やエンド棚周辺に設置されていることが多かった。しかし、店内売上の中心は定番棚から生まれていることを考えると、より効果的なのは定番棚に設置すること。今回、陳列スペースを狭めることなく、棚前を行き交う消費者に視認性高くアプローチできるハードウェアを独自に開発することができた」と話す。
サイネージの設置に際しては、まずはドラッグストア店内でもオーラルケアカテゴリの定番棚から開始。今後、徐々に対象とするカテゴリを増やしていく予定だ。すでに大手ドラッグストアチェーンとPoCの実施、導入の決定が進んでいるものの、どの程度の数の小売りチェーンの協力を得られるかは明言できないため、現時点で設置台数の目標は非公開とした。
PoC実施の小売店ではサイネージの設置によって、対象カテゴリにおいて10%前後、訴求商品に対して20%前後の購買率の上昇を確認しており、今後、より多くの小売企業から店内へのサイネージ設置の協力が得られると考えているという。
また、フェズは複数の流通横断型のデータプラットフォームを有していることから、小売り単一の販促施策としての活用だけでなく、複数流通を横断するメーカーのマーケティング、宣伝部向けの広告施策としての活用も見込んでいる。
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