カルビーは12月4日、「絶品かっぱえびせん」シリーズのファンらと共同企画した商品を発売する。マーケティング本部かっぱえびせんチームの木村真理子氏は「いままでで一番の売上を目指したい」と意気込む。ファンの声を生かした商品開発の試金石となりそうだ。
商品名は「絶品かっぱえびせん 瀬戸の塩と帆立貝柱味」とした。「絶品かっぱえびせん」は2020年4月に上市したブランドで、コロナ禍で自宅でお酒を楽しむ消費者が増えたことを背景に、50歳代男性をターゲットとして開発した。
618人の一般消費者が登録する会員制コミュニティ「絶品部『やめられない、とまらない』課」から生まれた商品だ。「絶品かっぱえびせん」の新たなフレーバーとして集まった50案を収集。同社が4案まで絞ったのち、ファンを交えた2回のオンライン会議での投票で決定した。ファンの評価が高い企画であれば、新たな購入者の獲得や、そのほかの既存購入者の食指が伸びると判断した。
カルビーによると、ファンを集めたコミュニティは「不特定多数へのアンケートよりも顧客の声を反映しやすい」という。コミュニティに参加する男性は、「企画に参加できて非常に名誉に思う」と話す。既存ファンの満足度を高める効果もありそうだ。
「絶品部『やめられない、とまらない』課」の開設は2022年6月。無料で会員登録でき、商品の感想や写真の投稿に加え、登録者同士のコミュニケーションを楽しむことができる。オリジナル商品と交換できるポイントを、ログインや投稿に応じて付与する仕組みもある。
新商品は12月4日から来年3月下旬までの期間限定発売。カルビーは今後もオンラインでファン同士が集うイベントを通じて、拡大を図る考え。
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