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「やよい軒」が新ロゴで1号店 プレナス、国内外で存在感高める

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定食店「やよい軒」を運営するプレナスは12月12日、新たなブランドロゴとタグラインを用いた第1号店として、「やよい軒 錦糸町北口店」をリニューアルオープンする。国内外を問わず、消費者にアピールする。やよい軒プロモーション部の小宮卓氏は「これまでのお客さまはもちろん、訪日客や女性のお客さまにも、さらにご来店いただければ」と話す。

新たなタグラインは「Precious to me. 今日に、よいもの。」とした。ロゴは、これまでの筆文字から、明朝体による現代的なものに変更した。英字部分はセリフ(うろこ)部分のないゴチック体となっている。

写真 人物 新ロゴを持つ、プレナス マーケティング本部 やよい軒プロモーション部の小宮卓氏。
新ロゴを持つ、プレナス マーケティング本部 やよい軒プロモーション部の小宮卓氏。シンボルマークはYAYOI(やよい)のY・Y・Iをベースに「のれん」をイメージした。従来(一部店舗で)使用していたものは、定食が載る「おぼん」をモチーフにした枠の中に筆文字を配置していた。「や」の字の点には、筆の運筆らしさが残る

ロゴはインターブランド社が開発した。プレナス マーケティング本部やよい軒プロモーション部の小宮卓氏は、「グローバルで認められるだけのクオリティを必要としたので、国際感覚を持った企業に開発を依頼した」と話す。決定前には、アジア太平洋3カ国で消費者調査を行い、嗜好性を確認した。

「日本ブランドの持つ、おだやかさ、細やかさ、バランスの良さをロゴ開発でも盛り込んだ。日本らしい筆文字からの変更となったが、調査過程では海外のお客さまからも高評価をいただき、よい意味で意外だった」(小宮氏)

タグラインの策定では、ことしの3月に社内でワークショップを実施。ブランドとしての考え方を社員らから吸い上げ、国内事業、海外事業横断で議論を重ねて決定した。小宮氏は「当初から外部に委託してしまうと、自分たちで考えないということの弊害を招く恐れを感じていた」と話す。挙がってきたキーワードを基に、タグラインへ昇華させた。策定には複数社が関わっているとみられ、プレナスは「詳細公開は差し控えたい」とした。

写真 「やよい軒 錦糸町北口店」外観
写真 「やよい軒 錦糸町北口店」店内
写真 「やよい軒 錦糸町北口店」トイレ
新ロゴを用いた第1号店となる「やよい軒 錦糸町北口店」。新ロゴやタグラインなどを反映させる上でタイミングよくリニューアルとなった。従来の店内は重厚な木の茶色を基調としていたが、刷新に合わせ明るい色調となった

「やよい軒」は2023年10月時点で、国内に360、国外に249の店舗を持つ。海外でも国内にひけを取らない店舗数となっており、「今後、国内は当然のこと、海外においても拡大し、より存在感を高める一助となれば」と小宮氏は話す。

2024年2月期は、既存店ベースで3〜8月期の店舗売上高は115.2%、下期も9、10月は118.7%、119.1%と2割近い伸長率で推移している。12月5日には新メニューとして「野菜とラムのジンギスカン定食」を発売。

「ことしはコロナ禍中にはできなかった、商品を軸としたテレビCMのオンエアもあった。今後も季節商品の展開などの施策とともに、新ロゴ、新タグラインで勢いを高めていきたい」(小宮氏)

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