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森永製菓、アレルギー配慮のアイス開発 保護者の声生かす

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会員制サイトを通じ座談会

森永製菓は米を原材料とした植物性ミルクアイスを2024年3月に発売する。アレルギー体質の子どものほか、30~40代の女性もターゲットに設定した。アイスの価格やラインナップ、目標販売数は未定。発売後は市場の反応を見ながら販売規模を拡大させる。

乳や卵などアレルギー物質28品目を使わないアイスの開発を、今夏から始めた。森永製菓の会員制サイト「エンゼルプラス」で募集した、アレルギーを持つ子どもの親に商品デザインや味などの品質について意見を募る座談会を3回実施したほか、ソーシャルメディアで支持を集めるインフルエンサーの意見として、管理栄養士で米粉料理家の中村りえ氏、食育アドバイザーで、Instagramで16万人以上のフォロワーを持つ「ねぎちゃん」さんも参加。

ねぎちゃんさんは3姉妹の母で、米粉を使ったおやつレシピの投稿で母親ユーザーからの評判が高いという。冷菓マーケティング部の田仲結子氏は「よりリアルなママの声代表としてお声がけした。消費者の心や体に寄り添える商品を目指したい」と話す。


写真 風景 保護者や社外専門家の意見を募った座談会
保護者や社外専門家の意見を募った座談会

TPCマーケティングリサーチの調査によると、日本のプラントベースフード市場は年々拡大しており、2022年は前年比6.6%増の1234億円、10年間で約2.2倍に拡大した。カテゴリー別では植物由来のミルクが786億円(構成比84%)と最大。増加傾向の食物アレルギー対策としても需要が高まっている。

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