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信濃屋食品、レストラン複合の新業態 生産者と消費者の交流促進

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信濃屋食品が運営するスーパー「信濃屋」は2024年1月16日、虎ノ門ヒルズステーションタワー(東京都港区)の地下1階に新業態店「cask(カスク)」をオープンする。同社初となるレストランとの複合店でオフィスワーカーのランチ利用を想定。女性客が多い既存店と比べ男性客も増えるとみており、月間来場人数は3~4万人を見込む。信濃屋エリアの売上目標は当初月商6000万円、年商7億2000万円。食材の生産者との直接取引が多い信濃屋の強みを生かした施策も実施する。

レストランとスーパーが融合した新業態店「カスク」(イメージ)

10月に虎ノ門ヒルズステーションがオープンしたことで、周辺地域でのオフィスワーカーの増加が期待できるとして出店。都内の信濃屋スーパーとしては5店舗目となる。併設するレストランはエーディーエモーション(渋谷区)が運営するワインレストラン「W(ダブリュー)」。スーパーで販売している酒や食材を持ち込み、レストランのメニューと一緒に楽しむことができ、通常のスーパーでは少ないランチタイムでの来店などにも期待している。

生産者と消費者の交流イベントを通じてブランドイメージ向上を図る

信濃屋は生産者から直接仕入れた新鮮な食材を扱っている点が強みで、世田谷区の本店で陳列している野菜は8~9割が直送。新店舗はそれらの強みを周知する狙いもあり、店内で生産者と来店客が直接交流できる試食会やワークショップも実施する。食材の生産過程や生産者のこだわりなどを消費者に知ってもらうことで、商品の付加価値を高める考えだ。

スーパーとレストランの内装は共通デザインで一体感を演出。デザインユニット「STUDIO DIG.」が手掛け、床や壁のほか、照明などの設備には、土や木などの自然素材が使われている。

信濃屋は都内4か所のスーパーのほか、酒類専門店やネットスーパーを展開。7月には食品と酒類販売店を複合した「六本木ヒルズ店」をオープンした。

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