ナイキは12月8日、スポーツを楽しむ人をターゲットに据えたブランド「NikeRise」の新店舗「NIKE GINZA」（東京都中央区）をオープンした。日本では京都市、名古屋市に続く出店。人気ランニングコースとして人気が高い皇居周辺に近いため、ランナー向け商品やサービスを充実させた。主なターゲットは男性だが、2階に女性向け商品のフロアを設けるなど幅広い客層に訴求する。売上や来店客の目標は非公開。

3階建ての新店舗の広さは約1210平方メートル。男性用と女性用で売り場を隔てていることが多い通常のNike店舗と異なり、1階に男女混合のフロアを設置している。男性向けのブランドイメージを払しょくし、女性客も気軽に入店しやすくする狙いだ。

皇居ランナーが多い地域のため、ランナーの興味を引く工夫が見られる。1階には様々なランナー向けサービスを提供する「NIKE RUNNER‘S HUB」を設置。同店独自のサービスも展開しており、最新シューズを試着して走ることができる「TRY IT ON」のほか、「PACER（ペーサー）」と呼ばれる同店の指導員と一緒に走り、最適な走り方などを教えてもらえる「PACER MEET-UP」を提供している。

ほかのRise店と同様、事前予約性のランニングセッション「NRC LIVE」も月に1度開催する。同店では皇居周辺を含めた3つのコースを設定し、70人の定員でグループランを行う。オープン前日の7日には会員限定で開催し、ゲストとして陸上選手の細田あい氏なども参加した。