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企画のきっかけはSNSの声、アサヒ飲料がカルピス飲み放題の自習室を提供

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アサヒ飲料は12月4日、中高生を対象に「ほっとカルピス」自習室をオープンした。自習室は、同日から12月10日まで期間限定で開かれ、学生証などを提示すると利用できる。施設では、カルピスをお湯で割って飲む「ほっとカルピス」が自由に楽しめる。


写真 風景 北青山のRand AOYAMA
北青山のRand AOYAMAで実施している。平日は15時から19時まで、休日は11時から18時まで営業している。

アサヒ飲料 プロモーション戦略部クリエイティブグループ 石川綾奈氏は、本企画の実施背景について、「これまでも学生生活を応援する様々なプロジェクトを行ってきた『カルピス』ブランド。今回の企画も、その一環として実施しています。受験や期末試験を控える中高生に『ほっとカルピス』を差し入れすることをコンセプトとした施策です」と話す。

また、石川氏によると実施アイデアは、とあるSNSの投稿をきっかけに生まれたという。

「『自習室』というアイデアは、“自由に勉強する場所が見つからない”という、あるSNS投稿をきっかけに生まれました。コロナ禍を経て、テレワークする人々も増えたことで、これまで中高生たちが活用していた図書館などの自習スペースが減っているのかもしれないと考えました。そのため、ブランドの強みを活かしながら、その声に応えたいという思いから、学生が自由に使える自習空間の提供を検討し、実施にいたりました」(石川氏)。


写真 風景 北青山のRand AOYAMA
内装は、カルピスブランドだと一目でわかるものに。実施期間は、都内の多くの中学校や高校で12月は期末試験が行われていることから、試験勉強に活用してもらいたいという考えで選定した。

「ほっとカルピス」自習室の特長は「勉強に集中できる」をテーマに、空間づくりにこだわりを追求したところだ。脳科学者の篠原菊紀氏監修のもと、照明や音楽、デスク用品などが整えられ、中高生が心置きなく学習に取り組める環境が整備されている。

「勉強の息抜きに『ほっとカルピス』を自由に飲めるようにしたり、軽食を用意してできる限り長時間利用ができるように設計しています。また、部屋のカラートーンはブランドカラーでもある青色にしました。これは、長時間学習で疲労度が高まらない効果があるとされているため、空間内に散りばめています」(石川氏)。

その他にも照明や自然光の調光や、ストレスを感じにくくする香りづくり、室温やBGMの調整を行っている。さらに、広々とした53席の座席では電源使用が可能で、期間中には『ホットミルク仕立てのカルピス』がプレゼントされる。


写真 製品・商品 ホットミルク仕立てのカルピス

石川氏は、「受験などを控えている中高生は焦りや緊急を抱えやすいのではないかと思います。そんな時期だからこそ、力を抜くきっかけを持ってほしい。そんな思いのもと、勉強時間や試験前の心と体をやさしい味わいや香りでほぐし、リラックスしてもらうことで、本来の力やそれまでの努力の成果を発揮できるように、『ほっとカルピス』を役立ててほしいと思います」と話した。

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