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坂本龍一のメディア・アートへの功績を展示 NTTの文化施設で企画展

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2023年3月に逝去した音楽家・坂本龍一がメディア・アート分野に残した功績を考える企画展「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」が12月16日、スタートする。


写真 人物 坂本龍一
Photo: Neo Sora ©2020 Kab Inc.

会場はNTT東日本が運営する文化施設「NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)」(東京・新宿)で、ライゾマティクスの真鍋大度がICCと共同キュレーターを務める。会期は3月10日まで。

坂本は1990年代初頭の黎明期からインターネットに関心を持ち、メディア・テクノロジーを積極的に導入。メディア・アーティストである岩井俊雄との1996 年のコラボレーションをはじめ、2000年代以降もカールステン・ニコライ、高谷史郎、真鍋大度、毛利悠子らアーティストとのインスタレーション制作など多くの作品を制作してきた。


実データ 坂本龍一 作品
Dumb Type + Ryuichi Sakamoto《Playback 2022》2022/23年

実データ 作品 李禹煥《遥かなるサウンド》
李禹煥《遥かなるサウンド》2022年 クレヨン、紙 30.4×40.3cm

実データ 作品 李禹煥《遥かなるサウンド》
坂本龍一+真鍋大度《センシング・ストリームズ-不可視、不可聴》2014年 「札幌国際芸術祭2014」展示風景 撮影:木奥恵三 提供:札幌国際芸術祭実行委員会

ICCでは開館以前の1991 年から坂本と深い関わりを持つ。坂本が残した演奏データをもとにした作品や、国内外のアーティストによる坂本氏と関わりのある作品、これまでのICCでの展示などの記録によって構成し、その活動を継承し、展開する、未来に向けた坂本龍一像を提示することを試みる。

また本展では新たに、2020年にライゾマティクスが演出を手がけた坂本龍一のオンライン・ピアノコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020」で演奏された楽曲のMVも公開される。コンサートで収録されたアーカイブ映像を素材に、観客が入力したテキストを元にAIを用いて画像を生成し、背景に合成する。

関連イベントとしては浅田彰氏のオープニング・トークや真鍋氏によるキューレター・トークなどが予定されている。

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