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銀座ロフト、観光地のような店舗を目指してリニューアル

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ロフトは9月29日、銀座ロフトをリニューアルオープンした。銀座ロフトは1~6階の6フロア構成。そのうち1~5階のフロアを再構築し、ロフトの次世代型の旗艦店として、銀座ロフトならではの最新のトレンドを踏まえたテーマと品ぞろえを展開した。

※本記事は11月1日発売の月刊『販促会議』2023年12月号 の転載記事です。

さらに、6階には家具やインテリアを販売するニトリの小型店フォーマット「ニトリEXPRESS」がオープン。ホームファッション商品を中心に取り揃えながら、大型家具やオーダーカーテンの注文にも対応するなど、ニトリのフルサービスを提供する。

1階エントランスのmagmaによるオープニングクリエイティブ(左)。「わきみち」の売り場(右)では、「角打ち」(酒屋の一角を飲酒スペースとして仕切って立ち飲みすること)をイメージした。全国各地から集めたご当地ワンカップ酒をはじめ、おつまみ、升や豆皿、爪楊枝まで所狭しと並ぶ。

目指したのは、コロナ禍を経て国内外からやってくる観光客に向けた、まるで観光地のような「思わず立ち寄りたくなる店舗」。お土産や手土産になるようなものを、ロフトのフィルターを通して選び、編集することにこだわった。

キービジュアル。国内外で話題のアーティストユニット「magma(マグマ)」が担当した。

 

特に銀座ロフトのアンテナフロアとして位置づけた1 階には力を入れ、「こみちのえき」をコンセプトに売り場を構成。「よりみち」「わきみち」「まわりみち」などと題し、様々な場所に通じる“こみち” で売られているものをイメージ。その土地で昔から愛されてきた伝統菓子やお酒、丁寧に引き継がれてつくられてきたお茶、伝統を継承しながら革新的に生まれ変わったものなど、国内外の逸品を揃えた。

「よりみち」に並ぶ商品のひとつ、石川県の「落雁 諸江屋(もろえや)」が提供する落雁「めでたんす」(税込1080円)。「よりみち」では、思わず誰かに贈りたくなる美しいデザインの品や、昔ながらの手づくり品など、日本各地の菓子やお茶を集積した。

また、地方のよいものを仕入れるために、手づくりで生産数が少ないものや、素材へのこだわりゆえに賞味期限が短いものなど、販売に至るまでの難易度が高いものにも挑戦。遠方の生産者に会いに行ったり、話を聞いたりして、お互いに理解を深めることで、販売にこぎつけた。

来店した人からは「お祭りみたいな賑わい感があって楽しい」といった声が多く聞かれているという。

その他、本連載では編集部で選んだ事例を掲載しています。11月1日発売の月刊『販促会議』2023年12月号 にてぜひご覧ください。

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『販促会議』12月号(11月1日発売)

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