商品を選べない冷凍自販機、ガチャ機能で集客…TKfarms

コロナ収束による自販機需要の減少に対応

冷凍食品自販機を扱うTKfarms(東京都立川市)は、商品選択機能を廃止した自販機で注目を集めている。同社は商品選択とランダムで食品が選ばれる「めしガチャ」機能を備えた自販機を扱っていたが、今年8月以降は「めしガチャ」機能に限定した自販機のみを訴求している。コロナ収束で冷凍食品自販機の需要が減る中、ガチャのエンターテインメント性に焦点を当て、集客が見込めるBtoB商材として提案する方針。現在は高橋和己社長の父親が経営するそば屋「高尾亭」(同)の店舗前に2台設置しており、販促効果を検証したうえで全国展開につなげる。


写真 風景 ガチャ機能のみの冷凍自販機
ガチャ機能のみの冷凍自販機。約90種類の食品をラインナップした「めしガチャ」や高尾亭のそばを購入できる「そばガチャ」などを選べる。価格は1回1000円

創業95年の歴史を持つ高尾亭は、地元の常連客が多く訪れる老舗。2021年に導入した冷凍自販機により、来店客が3割増加し、遠方からの客や若い世代の利用も増えた。特にガチャ機能がSNSや動画配信サイトで話題となり、県外の観光客の利用も増加。自販機の利用客は1カ月300人以上で、多い月では1500人以上に上る。同社もInstagramやTikTokなどSNSを活用したPRを推進し、ガチャを疑似体験できるショートムービーなどを公開している。


写真 風景 高橋社長の父が経営する「高尾亭」
高橋社長の父が経営する「高尾亭」。高橋社長は「後継者ではないが、独自のやり方で実家に貢献したい」とし、冷凍自販機を設置した。

コロナ収束で冷凍食品自販機の引き合いが減少すると考えた同社は、好評だったガチャ機能のみの自販機に改装した。より話題性を高め、集客装置として訴求する考えだ。来年以降、日本全国で導入を進める方針で、駅などの人が集まる場所で需要があるとみている。

12月23日から31日には「年越しそばガチャ」イベントを開催する。約50種類の年越しそばをラインナップし、当たり商品として「フカヒレ姿煮そば」や「松茸そば」などを用意。昨年の年末キャンペーンは3日間で500人近くが利用した。今年は開催期間が長いため、より多くの来店を期待している。

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