遊休地でのアウトドアサウナを訴求
サウナ事業などを手掛けるリバティシップ(Libertyship・宮崎市)は2024年2月1日、イオンモール宮崎(同)の駐車場にサウナ施設「SAUNA PARKING」の1号店をオープンする。買い物や映画鑑賞帰りの来館者をターゲットに、1週間で約1000人の利用を見込む。年間売上は約5000万円を想定。1月上旬から予約受付を始め、1月25~31日にプレオープンを実施する。
同社は遊休地の活用方法としてアウトドアサウナの設置を提案している。多くの利用客が見込める遊休地としてショッピングモールの駐車場に着目した。イオンモール宮崎は年間約1100万人の来場があり、家族やカップルなど幅広い客層の利用が期待できる。子どもが映画を見ている待ち時間に入浴するといった利用シーンも想定。大型商業施設の強みを生かし、テナントショップとの連携も検討している。イオンもサウナの導入による集客効果に期待しているという。
運営するサウナは、素材に県産の「みやざきスギ」を使用した「ONE SAUNA」ブランド。樽型の「バレルサウナ」と箱型の「トレーラーサウナ」の2つのブースを男女それぞれ日替わりで利用できる。湿度が高いフィンランド式サウナで、自身でサウナストーンに水をかけるセルフロウリュを備える。同社開発のIoTシステムで、チェックインから利用までほぼ無人で運営できる点も特長。利用者は事前予約で混雑を回避し、最大8人まで同時利用が可能だ。男女でのプライベートサウナの貸し切り予約(水着、ポンチョの着用必須。レンタルあり)も受け付けている。
⽇本サウナ・温冷浴総合研究所が2023年1月に実施したインターネット調査「日本のサウナ実態調査2023」によると、日本のサウナ愛好者数は2016年以降減少傾向が続き、2021年には約1573万人(2016年比45%減)となったが、2022年は約1681万人に回復。コロナの収束で今後も利用増に期待できる一方、都市部の公衆浴場で運営しているサウナは混雑しやすい課題もあり、同社は場所を選ばないアウトドアサウナの需要が高まるとみている。今後も遊休地の活用を推進し、将来的には飲食店やコインランドリーなどとの協業も視野に入れている。
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