サッポロビールは、醸造施設を伴ったヱビスのブランド体験拠点「YEBISU BREWERY TOKYO(ヱビス ブルワリー トウキョウ)」を、2024年4月3日に開業することを発表した。場所はヱビスビール発祥の地である恵比寿。
同社が恵比寿でビール醸造を行うのは、1998年に千葉に工場を移転してから35年ぶり。本施設で通年販売するフラッグシップ商品「ヱビス ∞(インフィニティ)」「ヱビス ∞ ブラック」には、35年以上前に恵比寿工場で使用していた「ヱビス酵母」を復活させ、使用している。
「YEBISU BREWERY TOKYO」は、同ブランドの過去のルーツを旅するミュージアムエリア、ビール鋳造を行うブルワリーエリア、実際に飲用体験ができるタップルームエリアの3つで構成されている。ブルワリーエリアでは、普段は目にすることが少ない醸造設備を目の前で見ることができるほか、醸造を担当する「Chief Experience Brewer」の部屋も設置している。
また、最後の実際にビールを飲用するタップルームエリアでは、期間限定や数量限定を含む「ヱビス」ビールを常時6種類提供予定。ビールを楽しみながらミーティングを行ったり、アイデアを出し合ったりするスペースとしても活用可能だ。
エビスビールの担当者によると本施設は、ブランドの体験拠点としてだけではなく、来場者のコミュニティスペースとしての意味も持っている、と次のように話す。
「醸造家とお客さまが直接対話することで、未来のビールのアイデアが生まれることもあるかもしれません。お酒を飲みながら会話をすると、いつもより面白い発想が出てきたという経験がある方も多いかと思います。気軽な気持ちで集まってアイデアを出し合えるような空間になればと思い、今回ビアストーミングエリアを設けました。お酒が入ることで発揮されるクリエイティビティはもっと追求できると思いますし、私たちも創造性を刺激できるようご提案行っていきたいと考えています」(エビスビール担当者)。
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