2024年3月16日、北陸新幹線がいよいよ北陸福井まで開通する。福井市では、それを契機に観光誘客を図るべく、2月16日に公式YouTubeで開通記念のPRムービーを公開した。

今回のムービーのタイトルは、「聞きおぼえのある声の旅人」。「この惑星の福井と呼ばれる街に～」と、あのCMで聞き覚えのある声で始まる。

その旅人は、ナレーションで福井の名所である「一乗谷朝倉氏遺跡」や「養浩館庭園」、一押しグルメの「ソースカツ丼」「おろしそば」「越前がに」などを紹介していく。さらに、福井市のPRポスターなどでコラボ中の古市憲寿さん、ソフトバンクのCMでおなじみの白い犬のお父さん、ご当地キャラクター福いいネ！くんなども出演する。

実はこのムービー、BOSS CM制作チームが企画から制作までを手がけている。

「このムービーのクリエイティブディレクターである佐々木宏さんと福井市のかかわりは深く、元々のきっかけは、戦国時代の朝倉氏の遺跡である『一乗谷』のPRを依頼されたことだと聞いています。それ以降、ソフトバンクの犬のお父さんのふるさとを一乗谷にしたり、私が担当していた、ソフトバンクの吉永小百合さん出演のCMを、一乗谷で撮影したこともありました。そうしたつながりの中で、今回ついに、北陸新幹線が福井まで開通するということで、その記念ムービーを依頼されることになりました」と、企画を手がけた福里真一氏。

「タイトル通り、どこかで聞いたことがある声で、『この惑星の福井と呼ばれる街に、もうすぐ新幹線が開通するらしい…』というナレーションがはじまります。そしてその旅人の目線で、福井の魅力的な名所やおいしいグルメの数々が紹介されていきます。その正体は、あの某缶コーヒーのCMに長年出演している宇宙人、かと思いきや実は…というストーリーです。

その正体は、長年宇宙人の声を担当していただいている、ナレーターの菅生隆之さんだったということで、このムービーではじめて顔出ししていただきました。ダンディな魅力でカニを食べたりする菅生さんのお姿。なかなか貴重な映像なのではないでしょうか」。

本ムービーはサントリーとソフトバンクの協力のもと制作されており、菅生さんがサントリーBOSSの自動販売機で缶コーヒーを買う姿も映しだされている。

「ゲストとして、社会学者の古市憲寿さんが東京からの旅人として登場して、古市さんらしいつっこみを入れたり、一乗谷出身である犬のお父さんが陰からチラッとのぞいていたり、ご当地キャラクター・福いいネ！くんがひたむきにがんばっていたり…見どころ満載のムービーになっています。ぜひこのムービーを見て興味をもった方は、新幹線で福井へ。そして旅の途中でちょっとのどがかわいたら、某缶コーヒーを飲んでいただきたいところですね」

102秒のフルバージョンの他、30秒の名所篇とグルメ篇も公開されている。北陸新幹線の福井開業日にあたる3月16日に向けて、地上波CM（テレビ東京）やWeb広告などでも発信予定だ。