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2日間で500人以上が来場 FREAK’S STOREが“幻の駅”でポップアップ開催

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京成電鉄とセレクトショップ「FREAK’S STORE」がコラボ。“幻の駅”と呼ばれる旧博物館動物園駅で非日常な体験を味わえるポップアップを開催。幅広い層の集客に成功したポイントとは。

※本記事は月刊『販促会議』2024年3月号の転載記事です。
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写真 風景 旧博物館動物園駅
2004年に廃業となって以降、限られた条件でしか入場することのできない旧博物館動物園駅。鉄道施設で初めて「東京都選定歴史的建造物」に選定されている。これまでの見学イベントなどの来場者層とは異なる、幅広い層が訪れた。

若い世代に人気のセレクトショップ「FREAK’S STORE」(運営:デイトナ・インターナショナル)。2023年11月には、全国各地の自治体や企業、クリエイターと手を組み、地域創生をテーマにした新プロジェクト「FREAK’SVILLAGE」が始動している。

今回は、沿線の活性化に力を入れている京成電鉄とコラボ。地域の魅力を発信する「京成フリーク」がスタートした。第1弾は、東京・上野にある廃駅「旧博物館動物園駅」の開業90周年を記念したポップアップを開催。京成上野駅で特別チケットを購入すると、普段は入ることができない旧博物館動物園駅に入場できる。

商品開発と空間演出は「FREAK’S STORE」の強みを発揮。入口の物販スペースにはキオスク風の什器を設置し、京成電鉄のスカイライナーや旧博物館動物園駅をモチーフにしたアパレルなどを販売。駅舎内には、アーティストによるアートインスタレーションを施し、非日常体験の要素を加えた。


写真 商品・製品 Tシャツやスウェット、キャップなどのアパレルから、マグカップやステッカー、アクリルスタンド
グッズは、Tシャツやスウェット、キャップなどのアパレルから、マグカップやステッカー、アクリルスタンドといった雑貨までラインアップ。鉄道ファン以外も思わず手に取りたくなるポップなデザインに。右は京成フリーク限定の京成電鉄ロゴや電車、旧博物館動物園駅のグラフィックが描かれたデザインのスウェット。

写真 風景 構内には、アーティストによるインスタレーションを展示
当時の落書きや掲示物が残る構内には、アーティストによるインスタレーションを展示。デザインスタジオ・建築家の「DODI」を中心に、旧博物館動物園駅のそばにある東京藝術大学の学生や同校出身アーティストらを起用した。階段を下りた踊り場スペースには巨大なベンチを設置。すぐ上を通る電車の音を聞きながら、非日常体験ができる仕掛けを施した。

2日間で500人以上が来場。鉄道ファンから、親子連れ、若いカップル、地元住民まで幅広い層が訪れた。会期2日目は、チケット購入のために280人以上の行列ができたという。

同社ブランド戦略部 マネージャーの簗瀬 岳氏は「駅構内や電車内の広告は京成電鉄さんに担当していただくなど、お互いの得意領域を活かせたことが成功のポイントでした。第2弾以降は行政とも連携しながら、魅力的な街づくりに取り組んでいければ」と語る。

写真 風景 京成フリーク POPUP SHOP

京成フリーク POPUP SHOP
<旧博物館動物園駅>
所在地:東京都台東区上野公園 旧博物館動物園駅
実施期間:2023年12月16日・17日

その他、本連載では編集部で選んだ事例を掲載しています。月刊『販促会議』2024年3月号にてぜひご覧ください。

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