日本マクドナルドは4月9日から、ベーコンポテトパイの新CM「春と寄り道」篇の放映を開始する。CMには、シンガーソングライターの藤原さくらを起用した。

本篇では、藤原さんが春の街並みを自転車で駆け抜け、“寄り道して”ベーコンポテトパイを食べる様子が描かれている。

1990年に登場して以来、人気を集めるベーコンポテトパイ。今回の新CMはタイトルにもある、藤原さんの「寄り道」を軸にストーリーを構成。新生活が始まる時期の“寄り道フード”として、同商品を訴求した。CM内で自転車を漕ぐ藤原さんがすれ違うのは、リクルートスーツを着た若者や部活動に励む学生たち。春を感じた藤原さんは寄り道を決心し、川岸でベーコンポテトパイをハフハフする内容だ。

制作に携わった、ビーコンコミュニケーションズのアソシエイトクリエイティブディレクター星野綾加氏は、「新生活は、はじまりの季節。春の広告は、前向きなメッセージであふれます。その無邪気な前向きさについ、“同調圧力”を感じてしまう、悶々としている人たちがいたら……。ベーコンポテトパイのやさしい味わいで、彼らを抱きしめられないかと考えました。スモーキーで軽やかな藤原さくらさんの歌声は、春に疲れた人の心にじんわり寄り添います。ひとつの答えを押し付けるのではなく、あくまで寄り道を提案する。そんなスタンスのCMを目指しました」と話した。

発売期間中は、「寄り道」をテーマにした商品パッケージも展開。CMと連動した自転車のデザインや、猫や音楽といった寄り道を彷彿させるモチーフで全5種を作成。新生活に寄り添うメッセージもプリントした。

また、TikTokではアニメーション作家の安田現象さんとコラボしたショートアニメの配信を予定している。