キリンビール、飲食店での取り扱い増でノンアル好調 2023年の販売数は前年比1.5倍

飲酒運転根絶活動を通じてドライバーにも訴求

キリンビールが販売するノンアルコール・ビールテイスト飲料「キリン グリーンズフリー」ブランドは、2023年の累計販売数量が前年比約1.5倍、2024年1~3月では前年同期比約1.7倍と好調に推移している。コロナ禍によって拡大したノンアル需要に応えた形で、飲食店での取り扱いも増加。多数の競合商品が存在する中、同商品は「ビールに近い爽やかな味わい」を強みに訴求している。ビールに近い爽やかな味わいノンアル飲用者だけでなく、ノンアルに今まで馴染みがなかった層をターゲットとしている。

写真 「キリン グリーンズフリー」、グラフィック ハンドルキーパー
ノンアル市場の拡大で好調に推移している「キリン グリーンズフリー」

コロナ禍で在宅勤務が増えたことでノンアルビールを積極的に飲む人が増えたことも追い風となっている。アルコールの販売制限などをきっかけに取り扱いを始めた飲食店も多い。2023年2月に小びんを全国の飲食店で販売開始してから、2024年3月末時点で採用店舗数が4万5500店を突破した。缶は2023年の累計販売数量が前年比約1.2倍、2024年の1~3月も前年同期比約1.3倍で推移した。

4~5月は歓迎会・お花見・ゴールデンウィークなど、外出先で酒を楽しむ機会が増えると見込まれる。飲みすぎの対策として、ノンアルコール飲料の販売を推進。交通量の増加も想定され、ハンドルキーパーマークをラベル側面に掲出している小びんを通じて、飲酒運転根絶に向けた「ハンドルキーパー運動」も推進。自動車で仲間や知人と飲食店などへ行く場合、酒を飲まない人(ハンドルキーパー)を決め、飲酒した人にハンドルを握らせないという運動で、同社では4月6日~14日まで工場見学者のドライバーに同製品を配布するなどの注意喚起を行った。

同社は2009年に世界初のアルコール0.00%である「キリンフリー」を発売。広報担当者は「世界で初めて0.00%を生み出した企業として、ノンアル市場を拡大してきた」とし、今後も適正飲酒に向けた活動を強化したい考えを示した。

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