1日限定イベント「ビオレZero さらさらFitting Spot」開催
花王は、3月2日に発売した「ビオレ」シリーズ「ビオレZero シート」が、発売6ヶ月で累計出荷数量600万個を突破したと発表した。2024年は暑い日が続いたこともあり、シーズンを通じて販売が好調に推移しており、計画比1.4倍の売上を達成。20~60代男女と幅広い層に購入されている。
「使用場面(Scene)」「SNS」「Store(店頭)」の3つの「S」を意識した体験価値の提供にこだわったという。9月14日に1日限定で、渋谷スクランブルスクエアに同商品を体験できる「ビオレZero さらさらFitting Spot(フィッティング スポット)」を開設する。
発売6ヶ月で累計出荷数量600万個を突破した「ビオレZero シート」
生活者の抱える「湿度・温度ストレス 」に着目した商品で、従来のシートでは実現できていなかった「たっぷりの液を含浸しながら、パウダーを高配合する」という2つの機能を両立。汗を乾かし続ける「高蒸散パウダー」がヴェールのように肌を包み込む花王の新技術「持続型パウダーヴェール」を採用しており、さらさら感が長時間持続する。
従来の制汗防臭剤と異なり、汗やニオイを防ぐのではなく、かいた汗を乾かし続ける点が特長。スキンケア事業部 ビオレ ブランドマネジャーの小林達郎氏は「健康的で快適なくらしを提供する新提案が、『地球沸騰化』や『夏慢性化』と言われる世の中にマッチした」と好調要因を分析した。
ユーザーからは「ベタつきの不快感がないので、人と会うときも自信を持てるようになった」などの反響が寄せられ、SNSなどでも話題となったという。日本だけでなく、香港、台湾、シンガポールでも販売しており、アジアでも好評だという。
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商品の魅力を伝えるため、「使用場面(Scene)」を重視。 梅雨時期の6月には全国の主要都市で体験イベントを実施するなど、同商品を使用した際の「さらさら感」を体験できる場の提供に力を入れた。
SNSにおいては、同商品を使用した際の反響が象徴的に広がるような環境づくりを徹底。インフルエンサーとタイアップする際には、可能な限り対面でのオリエンテーションを実施し、同商品を実際に使ってもらうことで、その驚きを熱量を持って発信してもらったという。
「Store(店頭)」では、流通各社のバイヤーに早い段階から試作品を使ってもらうことで、店頭における好ロケーションを獲得することができたという。小林氏は「この3つの『S』をつなぎ、回していく、『3Sサイクル』という考え方で、感動体験を世の中に広げてきた」と話した。
サンプリングイベント「ビオレZero さらさらFitting Spot」では、使用感や香りの好みにあわせて選べる「ビオレZero シート」5タイプを自由に試用体験できるブースを設置するほか、「ビオレZero お風呂で使う汗ケアローション」(約8回分のお試しサイズ)を来場者に配布する。
今年は残暑が厳しいとの予報を受けて企画したイベント。実際の体験やサンプリングを通じて、同商品の継続的な利用につなげるほか、厳しい残暑を象徴するイベントとして話題化することで同商品への興味関心を高める狙いだ。
イベントには、マーケティング担当者だけでなく、研究員やPR・広告・販売部門の担当者など、ブランドに関わる多くの同社スタッフが立ち合う。参加者の反応を、商品開発や広告、販売活動などで生かしていく。
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