日々の食卓に関連する大規模なキャンペーンも計画
サントリーは、「金麦」ブランドの新テレビCM2本を1月6日から放映している。新メッセンジャーとして俳優の竹野内豊を起用。同ブランドでは晩酌時間に焦点を当てたPRを展開している。今年は新ジャンル市場が対前年比91%と推定される中で、同ブランドは3120万ケース(前年比102%、大瓶633ml×20本換算)を目指す。
黒木華が帰宅後に金麦で落ち着いた「家時間」を過ごす様子を描いた新CM
2つのCMは一日の仕事を終えて帰宅するという日常に寄り添ったストーリーとなっている。
「今日も帰る(彼)」篇は漫画家の作業場兼自宅が舞台で、竹野内は締め切りに追われる編集者を演じる。帰宅後に冷蔵庫から取り出した「金麦」で一息つく様子を描いており、「毎日のことなのに、帰るはうれしい」「帰るは、うれしい」というモノローグで心地よい「家時間」を表現している。
「今日も帰る(彼女)」篇は、閉店作業中の花屋が舞台で、メッセンジャー4年目の黒木華が新米店長を演じる。仕事中に起きた出来事を思い浮かべながら帰宅し、「金麦」でくつろぐ様子を描く。
今回新たにメッセンジャーとして起用した竹野内
「金麦」「同〈糖質75%オフ〉」「同〈ザ・ラガー〉」は12月出荷分からリニューアル。より幅広い年齢層に訴求するため、竹野内を新たに起用した。
同社は2022年から「日本の家時間を、もっと豊かに。」という方針の新ブランド戦略を展開。「日常的に家で飲むのに一番ふさわしいビール類」といったイメージ向上につなげ、2024年の販売数量は新ジャンル市場のトレンドを上回る成果を残すことができたとしている。
「金麦」は2007年に発売。累計出荷本数は2021年末時点で150億本を超えた。宣伝部の宮田晃浩氏は「発売当初から想いは変わらず、家時間を豊かにする提案を展開していく」とし、「季節の味わいに合わせた提案を継続しつつ、日々の食卓が豊かになるような大規模なキャンペーンを計画している」と話した。
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