メルカリ 「メルカリ、ありかも。街頭インタビュー篇」
Z世代に受け入れられやすい演出を意識しつつ、平成リバイバル風の表現で、幅広い世代に受け入れられるCMを目指した。CMの最後でうたっている「メルカリ、ありかも。」というコピーは、これまでメルカリを利用していなかった人が、自分向けのサービスであることを実感した瞬間を視聴者と共有する狙いが込められている。
今回、初めて千葉を起用した理由は、ブランドイメージとして訴求したい「明るさ」「親しみやすさ」と合致していたからだという。マーケティング担当の山岸香織氏は「ステレオタイプな広告ではなく、お客さまへ魅せるコンテンツとしてのコミュニケーションが期待できる」と話した。
「メルカリ」は、2013年のサービス開始以来、累計出品数が2024年に40億品を突破し、月間利用者は約2300万人に上る。今後の目標として、あらゆる生活シーンで利用されることを掲げており、買い物や不用品処分などを習慣化してもらうため、CMを通じて暮らしの様々なシーンでの利用を想起させる狙いがある。
メルカリで実際に取引されているアイテムと利用者の紹介文を活用したトレインジャック広告
2月開始のトレインジャック広告は、メルカリへ出品されている商品と、利用者の紹介文を活用。多様な商品と出会えることを直感的に伝える狙いがある。実際に売られている商品の現物を、特殊資材に入れて掲示するという表現が可能だったことから、西武線が選ばれた。商品には、西武線沿線にある「豊島園駅」にちなみ、2020年に閉園した「としまえん」の入園チケットもチョイスしたという。
