日本マクドナルドは、3月9日「ミクの日」を記念して、「初音ミク」と「シャカシャカポテト®」のスペシャルコラボ映像「シャカシャカにしてあげる♪【してやんよ】」をマクドナルド公式YouTube上で公開した。
初音ミクの代表曲の1つとも言える楽曲「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】 」の替え歌バージョンとなる今回の映像は、全篇1分40秒の長尺映像。3月9日の22時30分から放送されたテレビ東京「有吉ぃぃeeeee!」の番組内では、一夜限りの60秒CMも放映された。
シャカシャカポテト「シャカシャカにしてあげる♪【してやんよ】(feat.初音ミク)」篇
日本マクドナルドでは、2024年にNyanyanyanyanyanyanya!の楽曲を使い、人気ボカロP のdaniwellPさんによるシャカシャカポテトを楽しく振るイラストアニメーションを展開。さらにTikTok動画として展開した「Shaka Cat(シャカキャット)」は、シリーズ動画4本で計153万いいね!が付くなど、SNS上で大きな話題を集めている。それに続くのが、今回の「初音ミク」とのコラボキャンペーンだ。
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「マクドナルドはここ近年、ボカロ曲とコラボしてSNS上で大きな話題をつくってきた流れがあり、このタイミングで初音ミクさん自体が登場することは、大きな反響につながると考えました」と、企画を手がけたクリエイティブディレクター 大石タケシ氏。
今回のコミュニケーションの狙いは、2024年のキャンペーンを超える大きな話題をつくり、マクドナルドのシャカシャカポテトのさらなる認知向上を図ることだ。
昨年、動画で展開したNyanyanyanyanyanyanya!の楽曲は、元々初音ミクが歌うボカロオリジナル楽曲。daniwellPさんのつくったMVにも、猫耳をつけた初音ミクがデフォルメされた姿で登場するなど、ミクとの関連が深い。
こうした背景から、昨年のようにボカロPの楽曲に合わせて、楽しくシャカシャカポテトをふる中毒性のあるアニメという構造を継承しながら、本家の初音ミクが登場することで前年を超える盛り上がりをつくれるのではないかとクリエイティブチームでは考えた。
キャンペーンのスタートは、2月19日。その日にXに投稿されたのは、初音ミクとのコラボを予感させるシルエット画像だ。翌日にそのシルエットが初音ミクであることを公開し、「ミクの日には何かが起こる…!?」と予告した。
今年のシャカシャカポテト®はこの方が登場!Y pic.twitter.com/XbAQ2dNpoT
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) 2025年2月19日
2月22日の「猫の日」からは、4名の人気イラストレーターが書き下ろしたコラボ動画「#ミクとシャカろ」をマクドナルド公式XとTikTokで公開した。いずれも猫耳つきの初音ミクがポテトをシャカシャカする動画だが、4名のイラストレーターの作風やタッチを変えることで、「次はどんなミクが登場するのか」というファンの期待を盛り上げていった。
初日となる「猫の日」に登場したのは、daniwellPさんの描き下ろしによるミク。Nyanyanyanyanyanyanya!のMVのごとくデフォルメされたミクがシャカポテの袋を振っている動画だ。
シャカシャカシャカシャカシャカ
シャカシャカシャカシャカシャカ#猫の日 pic.twitter.com/8cVTXibllq— マクドナルド (@McDonaldsJapan) 2025年2月21日
そして商品発売日となる2月26日に投稿されたのが、はまふぐさんの描き下ろしによるミクの動画。ShakaCat!や、いまだけダブチ食べ美など、マクドナルドの他プロモーションでも大きなバズを生んでいるはまふぐさんは、前日のティザーイラスト投稿だけで15万いいね!を超える反響となった。
明日2/26(水)からシャカシャカSTART!#ミクとシャカろ pic.twitter.com/TrH1k7OIq8
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) 2025年2月25日
今回の4名の中でもはまふぐさんの描いたミクは、クルーの衣装やロゴの髪飾りをつけるなど、マククドナルドオリジナルになっていたこともあり、公開後には国内外でたくさんのファンアートが誕生。公開された動画はXでは23万いいね!、TikTokでは、3月10日現在175万いいね!を獲得している。
シャカろ?😸🍟🌈#ミクとシャカろ pic.twitter.com/n4Q9rndbBU
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) 2025年2月25日
2月27日にアップされたのは、なめらかに動くドットイラストの作風を持つbirdmanさんの動画。懐かしくも新しい、ドット絵でなめらかに動く、これまでに見たことない初音ミクの動画は、X上で21万いいね!を獲得した。
シャカろ?😸🍟🌈#ミクとシャカろ pic.twitter.com/eClpwzLfjE
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) 2025年2月26日
そして2月28日に公開されたのが、90年代風のセル画的アニメタッチのイラストがSNS上で注目されていたおおねさん。初音ミク誕生前の、90年代の平成レトロアニメタッチのミクには、X上で10万いいね!TikTokでは47万いいね!という反響を得ている。
シャカろ?😸🍟🌈#ミクとシャカろ pic.twitter.com/8gynnXyDlK
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) 2025年2月27日
そして最後の動画が投稿されたのは、3月9日。前日には、マクドナルド店内で発行されたレシートに「3939」と記したり、Xには「#ミクの日」のハッシュタグと共にアスキーアートが投稿されるなど、マクドナルド全体で3月9日を盛り上げていった。
シャカシャカにしてあげる♪【してやんよ】(feat.初音ミク)#ミクの日 #ミクとシャカろ pic.twitter.com/YG0EFG0Tw5
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) 2025年3月8日
「今回、奇跡的だったのは、このシャカシャカポテトのキャンペーン期間中に、『猫の日』だけでなく、3月9日の『ミクの日』も含まれていたことです。せっかく初音ミクさんとコラボできるのだから、ミクの日に何か大きなサプライズができたらいいねとチームで話しました」(クリエイティブディレクター 大石タケシ氏)
そこでクリエイティブチームが選んだのが、ボカロオリジナル曲で初めてミリオンセラーを達成した、初音ミクの代表曲「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】(feat.初音ミク)」(2007年)。この曲の替え歌をつくり、シャカシャカポテトを振る動きを入れたり、アイコンである大きなネギの代わりにマックフライポテトを持たせるなど新たな振り付けを考案。クリプトン公式の3DCGモデルの初音ミクが、シャカシャカポテトをイメージした煌びやかなステージで、歌って、踊って、盛り上がる、シャカポテ愛全開のパフォーマンスをするという映像企画をつくりあげた。
「2月22日(猫の日)から、4人のイラストレーターの動画をリレーし、3月9日(ミクの日)には、本家の初音ミクが『みくみくにしてあげる♪』を披露するという、感動のフィナーレを迎えるキャンペーンを実現することができました」(大石氏)
一連のキャンペーンは国内だけにとどまらず、海外でも話題を集め、昨年を超える大きな反響を生み出した。
なお3月19日まで、全国のマクドナルド店の店内放送として、この楽曲と初音ミクの音声が流れている。

スタッフリスト
企画制作
電通、ビーコンコミュニケーションズ、太陽企画
CD+企画
大石タケシ
企画
五味紅葉、宮田和弥、藤原慶太
PR+企画
大澤希美恵
AD+企画
畝見謙人
AE
辻崎英介、渡部俊正、正木美奈子、伊藤洵
コンテンツPr
栗林秀樹
CPr
宮崎剛
Pr
藤江一成、草柳正太、吉村佑馬
PM
村上大樹、髙木駿輝
監督
渡邉直
アニメーションPr | 柿坂龍之介、森千夏 |
アニメーター | はまふぐ、おおね、birdman、Daniwell P |
CGプロデューサー | 山口弘太 |
キャラクターCG | アニマ |
ディレクター | 中村友紀 |
CGスーパーバイザー | 高久保豊成 |
CGアーテイスト | 久保田大貴 |
モデルアーテイスト | 早川宗慶 |
モデルスーパーバイザー | 平大和 |
リギングアーテイスト | 何睿鑫 |
プロデューサー | 米塚圭 |
制作進行 | 施静恵 |
モーションキャプチャーオペレーター | 若井雅幸(Bandai Namco Filmworks Inc.) |
モーションキャプチャーディレクター | ⽥島知樹(Bandai Namco Filmworks Inc.) |
コンセプトアートディレクター | Seiya Takezawa |
コンセプトアートプロデューサー | Ryo Yamamoto |
コレオグラファー | 能登有沙 |
振付協力 | SOLID CUBE/SEGA feat. HATSUNE MIKU Project |
モーションキャプチャースタジオ | HANEDA×R STUDIO |
協力 | クリプトン・フューチャー・メディア株式会社、目黒久美子、小黒香、冨元瑠奈、坂田慎太郎、笠原明枝 |
音楽 | 佐藤能久 |
ミキサー | 森田明宏 |
編集 | 飯嶋宏樹(オフライン)、渡邉秀久(オンライン) |