創業の原点は「家族を大切にしたい」という想いから issinのヘルスケア事業

生活者の意識・行動の変化が激しい時代。生活者の支持を得るブランドになるためには市場の動向に合わせてスピーディーな意思決定も必要です。こうした市場で顧客を増やし成長を遂げるスタートアップ企業では、どのようなマーケティング戦略が企画され、また実行されているのでしょうか。新興企業の戦略から新しいマーケティングの方法論を導き出します。
 
※本記事は月刊『宣伝会議』5月号の連載「急成長スタートアップ企業に聞く!『わが社のマーケティング戦略』」に掲載されています。
issin
設立年 2021年4月
従業員数 15名
事業概要 日常生活に溶け込んだヘルスケアに関する商品・サービスの開発・提供

「家族を大切にしたい」という創業者の想いから生まれた

健康診断の結果を受け取るたびに「生活習慣を改善しよう」と思うものの、実際に習慣を変えるのは難しいもの。そんな課題にアプローチするのが、issinだ。2021年、代表取締役CEOの程涛氏が立ち上げた同社は、「Smart Bath Mat」をはじめとしたヘルスケア事業を提供している。

程氏はもともと東京大学大学院在学中、学内ベンチャーとしてpopInを創業し、ネイティブアドプラットフォーム「popIn Discovery」や照明とプロジェクターを一体化させた家庭向け家電「popIn Aladdin」の開発・提供を行ってきた。「popIn Aladdin」に搭載され、後に爆発的なヒットを遂げたパズルゲーム「スイカゲーム」の生みの親でもあるプロジェクターを活用した家族のコミュニケーションを生む「popIn Aladdin」を通じ、「家族の団らん時間を豊かにする」というビジョンを掲げ、経営に奔走していたという。

一方で仕事に注力しすぎるあまり、自身の健康はおざなりになってしまうことに課題感を抱くように。そこで「健康を大切にする」ことの重要性に着目。家族の健康を守りたいという想いと新たな挑戦をしたいという想いが相まって、2021年、issinの創業に至った。

写真 商品・製品 Smart Bath Mat

「Smart Bath Mat」には、体重測定機能の他、6つの体重管理モード、家族間プライバシーに配慮した共有機能、未来の体重変化予測や食事の栄養価分析などの機能が搭載されている。

この程氏のビジョンを反映した同社の主力製品である「Smart Bath Mat」は、バスマットと体重計を一体化させた商品だ。入浴後、足の水気を落とすときに、同時に体重測定ができる仕組み。これにより、無理なく体重管理の習慣づけを行えるようになることを目指した。

他にも、スマートバンドとアプリを利用して手軽にオンラインエクササイズができる「Smart 5min」や、法人向けの生活習慣改善プログラム「Smart Daily」も展開中だ。

…この続きは4月1日発売の月刊『宣伝会議』5月号で読むことができます。

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