社員と顧客の交流機会としても期待
カゴメは「野菜を育てる楽しさ」を学ぶことができる体験型の食育イベント「不思議の畑とトマトの樹」を開催している。今年は福岡県粕屋町のイオンモール福岡(3月19日~23日)、東京都世田谷区の二子玉川ライズ ガレリア(4月25日~5月4日)で実施。東京都23区内での開催は今回が初となる。福岡会場には想定を超える5000人が来場し、東京会場ではゴールデンウイークシーズンの開催にあわせて2万人の来場を目指している。
食育イベント「不思議の畑とトマトの樹」
2022年から始まったこの取り組みは、累計来場者数が6万人を超えている。同社は、植物を育てることから始まる「植育」を推進しており、本イベントも「植育から始まる食育」としてスタートした。創業当初から畑で収穫される原材料の価値を重視しており、「植育」を通して自然の恵みや生産者への感謝の気持ちを育むことを目的としている。
東京都内を含む都市部では、畑や庭で植物を育てる機会の少ない家庭が多い。こうした背景を踏まえ、今回初めて東京23区内での開催に至った。前回は京都や千葉など全国5会場で実施したが、今回は福岡と東京の2会場に絞り、東京ではゴールデンウイークに合わせて10日間の長期開催となる。
イベント期間中は、イオンモール福岡と二子玉川ライズに高さ2.3メートルを超える巨大な「トマトの樹」を設置。野菜の育て方を学びながらキーワードを見つける体験型コンテンツも用意しており、クリアした参加者には先着でミニトマトの苗がプレゼントされる。
謎解き形式で野菜を学べるワークショップ「野菜先生からの挑戦状」や、同社社員に栽培の悩みを相談できる「栽培質問コーナー」も実施する。同社オリジナルストーリー「不思議の畑のアリス」のキャラクターを探す「集めよう!野菜の友達スタンプラリー」も展開。東京会場限定で、巨大なすべり台や土掘り体験ができる「キッズエリア」、自然に囲まれながらカゴメの野菜飲料を試飲できる「カフェエリア」も設けている。