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“語られる職人”と多くを語らないブランド──Sunrayが示す継承と共創のかたち
ブランド名やロゴを押し出さず、職人の技術と信頼を語る──「Sunray」は、“語りの設計”によってブランド価値を築いている、英国コーンウォール発・グローバル共創型ブランディングの好例だ。伝統技術を“背景”ではなく“構造”に組み込み、世界市場で静かに支持を得るその手法には、日本企業のブランド戦略にも活かせる示唆が詰まっている。
サイトのトップページ。日本の工場の様子をビジュアルで伝える。
Sunray流 ストーリーテリングとブランド哲学
Sunrayのスタンダードな製品には、表だったブランド名もロゴも見当たらない。襟元後ろのタグにひっそりその名前があるだけ、ウェブサイトもいたって簡素。しかしそれ自体がブランドの意志の表れだ。「シンプルさは究極の洗練である」というレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉を信じ、ブランド名を前面に出すことも、シーズンで売り切ることもない。完全予約制・年2回の出荷のみというスタイルで、高品質な“定番”だけを届けている。
そして、その哲学はウィメンズライン「Sunray SPIRIT」にも反映されている。世界初とも言える、ヴィンテージの丸編み機で仕立てた、女性のためだけのブランドレスTシャツとスウェット。こちらも、当然のようにすべて日本のその工場でつくられている。
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日野江都子(企業ブランディング・プロデューサー/ 国際イメージコンサルタント)
日野江都子(企業ブランディング・プロデューサー/ 国際イメージコンサルタント)
東京生まれ、ニューヨーク在住。フリーランスを経て、2004年、ニューヨークでリアル コスモポリタンを設立。日欧米亜合わせ数千人のハイプロファイリング・クライアント(日系企業や外資企業日本法人の経営層、政治家、財界人、セレブリティーなど)の包括的なブランディングを手がけてきた。施策提案など総合的なコンサルティングを実施し、高い評価を得ている。主な著書『仕事力をアップする身だしなみ 40のルール』(日本経済新聞出版社) 、『Premium Image Management for Men』DVD監修(SONY PCL)、『NY流 魅せる外見のルール』(秀和システム) など。
日野江都子(企業ブランディング・プロデューサー/ 国際イメージコンサルタント)
東京生まれ、ニューヨーク在住。フリーランスを経て、2004年、ニューヨークでリアル コスモポリタンを設立。日欧米亜合わせ数千人のハイプロファイリング・クライアント(日系企業や外資企業日本法人の経営層、政治家、財界人、セレブリティーなど)の包括的なブランディングを手がけてきた。施策提案など総合的なコンサルティングを実施し、高い評価を得ている。主な著書『仕事力をアップする身だしなみ 40のルール』(日本経済新聞出版社) 、『Premium Image Management for Men』DVD監修(SONY PCL)、『NY流 魅せる外見のルール』(秀和システム) など。
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