「マッチョ介護士」前面に求人応募数が25%増 介護業界のイメージ刷新図る

訪問介護サービスを展開するビジョナリー(本社:名古屋市)は、“マッチョ介護士”という異色の打ち出しにより、業界のイメージ刷新と採用強化の両立を図っている。SNSを起点としたユニークな発信が話題を呼び、問い合わせ・求人応募数は前年比で25%増加。若年層を含む、これまで介護業界に関心のなかった層へのアプローチにもつながった。

“マッチョ介護士”が介護する様子

TikTokで“マッチョあるある”を発信

中でも反響を呼んだのが、同社のTikTokアカウント(アカウント名:@7seas.visionary)だ。現場で働くマッチョ介護士による「マッチョあるある」や「この肩をつくるおすすめ筋トレ」の紹介、ボディービルダー大会さながらに筋肉を披露する投稿が注目されている。

「この肩をつくるおススメ筋トレを聞いてみた!」の投稿。「介護」と絡めた内容により、介護職への関心喚起にもつなげている。

投稿には「#筋肉を社会貢献に」などのハッシュタグも添え、エンタメ性だけでなく企業としてのスタンスも発信。10万回以上再生された動画も多い。

またSNS発信を起点に、メディアにも多数紹介されている。TBS「有吉ジャポンII ジロジロ有吉」や北海道テレビ「今日ドキッ!」を含む、テレビや新聞などに取り上げられた。

中でも「勤務時間のうち毎日2時間をトレーニングに充てられる」「プロテインやサプリメント費用として毎月20,000円が補助される」という独自の福利厚生制度「フィットネス実業団」が紹介されると、筋肉に関心のある若手だけでなく、業界のベテラン層からも「新たな挑戦ができそう」と応募が寄せられたという。

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