「マッチョ介護士」前面に求人応募数が25%増 介護業界のイメージ刷新図る

「介護=かっこいい仕事」の浸透へ

同社が「マッチョ×介護士」をコンセプトとして打ち出したのは2018年。介護という仕事に前向きな価値を見出してもらいたいという思いから始まった。

「介護職には身体的なタフさに加えて、ポジティブな姿勢や主体性も求められます。“マッチョ“な人に想起される、“頼もしさ・自律性・かっこよさ”といった要素が介護士と通ずると考えました」と語るのは広報部の佐藤美波氏。

ただ「マッチョ×介護士」を打ち出した発信は採用強化のためだけではない。“筋肉を社会貢献に”というメッセージを通じて、介護を憧れられる職業にしていくブランディング戦略でもある。高齢化と人手不足が進む中、「若者こそ時代をつくる力がある」という丹羽悠介代表のビジョンのもと、業界に変化をもたらそうともくろむ。

教育機関、自治体、医療・福祉関係者からの問い合わせも増加しており、「福祉に対する固定観念を変えるきっかけになった」「社会的意義が高い」といった声が寄せられている。

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