RKB毎日放送、新CMで番組認知拡大 ミニドラマ形式で情報リテラシーを問う

「大人の常識」篇

「タダイマ!」は福岡・佐賀のニュースを中心に扱う情報番組であるが、番組名の認知度に課題があったという。CMは視聴者と同じく、福岡・佐賀で暮らす幅広い世代の生活者をターゲットとしており、特に家庭の中心にいる30~50代の女性とその家族を想定している。

「情報との付き合い方」というテーマには「単にニュースを伝えるのではなく『情報とどう向き合うか』という視点を持ち、視聴者の気持ちや生活リズムに寄り添う番組でありたい」という思いが込められているという。

ミニドラマ形式を採用したのは、出演者のスケジュールや制作予算といった制作面での制約が背景にあった。RKBはオリジナルドラマの制作に力を入れているほか、オリジナルショートドラマのコンテストも開催しており、その延長線上で「RKBといえばショートドラマ」というイメージをCMにも生かしたという。

編成部の和田有加氏は「短い時間でも物語を感じられる構成にすることで、視聴者に印象深く、自然に『タダイマ!』の世界観を届けられたのではないか」と手ごたえを語った。

「スナイパー」篇は当初の企画にはなかったが、撮影現場で出演した子役が魅力的だったことから、その場でアイデアを出し、急遽撮影された。和田氏は「短尺ながら強い印象を残す仕上がりになったのは、現場でのひらめきと、それをすぐに形にできる柔軟なチーム体制があったからこそ」と強調している。

RKB毎日放送は、全国で4番目、九州では初の民間放送局として1951年に開局。TBS系で、九州地区で最も歴史の古い民間放送局となっている。

advertimes_endmark

1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ