博報堂は5月23日、スポーツ・チャンネル「DAZN」を運営するDAZN Japan Investmentと「感情」を起点としたビジネス開発において戦略的提携契約を締結したことを発表。クリエイティブチーム「DAZN CREATIVE FOR BRAND」も組成する。
クリエイティブチーム「DAZN CREATIVE FOR BRAND」のロゴ。
締結の要因は、日本におけるスポーツ応援人口および推し活などの応援消費が増加し、スポーツ市場も拡大していること。DAZN Japan Investmentと博報堂が4月に行った調査でも、約9割の生活者が「スポーツコンテンツ視聴が生活や人生のモチベーションをあげている」と答えていた。
また、昨今のテクノロジーの進化により、スポーツ視聴方法が多様化。新たな観戦体験、ファンエンゲージメントも拡大し、デジタルを活用したスポーツ産業・コンテンツの変革にも注目が高まっている。
博報堂はこれらを受け、スポーツが持つメディア・コンテンツとしての価値に着目。年間7700試合以上のライブ配信をはじめスポーツコンテンツにおける知見やアセットを持つDAZN Japan Investmentと連携して、新たなファン体験とビジネス機会を共創していく。
起点となるのは、スポーツのファンコミュニティにおける熱狂や感動といった「感情」。「DAZN」の新たな広告プロダクトやサービスを開発し、広告主の課題に合わせたクリエイティブ表現で広告パフォーマンスの最大化を目指す。
具体的には、AIを活用したスポーツ観戦時の感情のスコアリングによって、新たなスポーツ視聴体験、観戦中の感情に連動した広告配信、リアルとバーチャルを融合した観戦体験の開発など。将来的には様々な業界・企業との協業も視野に入れ、日本のスポーツ界の活性化を狙う。
