原宿で若者向け市場開拓 カルビー、第1弾は森永製菓との共同試食会

2カ月に1度の頻度でイベントを開催

カルビーは、東急プラザハラカド(東京・渋谷)内のスタジオ「STEAM STUDIO」(スチームスタジオ)と契約を結び、顧客との交流イベントを定期開催する。頻度は2カ月に1度で、1年間を通して実施。若者文化の発信地である原宿の同施設を会場とすることで、若年層のファン獲得を狙う。イベントでは試食のほか、グッズ展示やワークショップなどを実施する予定。第1弾として、森永製菓と共同開発した商品を体験できるイベント「おかしやさんのひみつの魔法」を5月24日に開催した。

イメージ 1年を通じて実施する「ハラジュク CALBEE FUTURE LABO」

1年を通じて実施する「ハラジュク CALBEE FUTURE LABO」

同施策の名称は「ハラジュク CALBEE FUTURE LABO」。カルビーの新規事業を担う「Calbee Future Labo」の取り組みの一環で、ブランドは認知しているが、最近は購入していない層などに訴求する狙い。特に若者にアプローチするためカジュアルな接点づくりを意識した。お菓子売り場にターゲットを呼び込むことは難しいと考え、立ち寄りやすいイベントスペースでの定期開催に至った。若者へのアプローチとしては、インターネットやSNSも手段となるが、直接顧客と接する機会を重視しており、若者の意見を商品開発に反映させることも狙っている。

次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ