日清食品は5月26日、「チキンラーメン」に乗せた卵の白身を簡単かつきれいに白くする世界初※のガジェット「しろたまメイカー」を開発したと発表した。
※「チキンラーメン」の上の卵を白くするガジェットとして。
「しろたまメイカー」とは、「チキンラーメン」の上に乗せる卵の白身を白くするためのガジェット。「しろたまメイカー」に「チキンラーメン」をセットし、卵を「たまごポケット」に落としてお湯を入れ、キャップを閉める。その後3分待てば、きれいな“しろたま”が完成するというものだ。
発案者は、「チキンラーメン」のマーケティング業務に携わって5年、これまで300回は「たまごポケット」にたまごを落としてきたと話す40代のベテラン社員。綺麗な“しろたま”をつくるたびに、周囲の社員から感嘆の声が上がった経験から、“しろたま”が人々にもたらす喜びの大きさを実感してきたことが開発の背景にある。
しかしその一方で、担当者は『「チキンラーメン」の卵が、CMのように白くならなくてガッカリ』といったユーザーの声をSNSで見かけるたびに心を痛め、“しろたま”づくりのコツを伝えきれていないことに課題を感じていたという。“しろたま”づくりのコツを知ってもらい、フタをあけた瞬間の感動を一人でも多くのお客さまに味わってもらいたいとの思いが、「しろたまメイカー」を開発するきっかけとなった。
担当者によると「しろたまメイカー」には、3つの“しろたまテクノロジー”を搭載している。麺を水平に固定する「ホリゾンタル ヌードルポート」、白身のみにまんべんなくお湯を注ぐ「オムニディレクション ヒートドリップシャワー」、湯気の熱を対流させ白身をきれいに仕上げる「ウルティメイト コンベクショナル Lo-Tech トテモeデスヨ スチーム マンベンナク サーマルリッド」の3つだ。これらのテクノロジーを組み合わせることで、これまでにないほど簡単にたまごの白身がきれいに白く仕上がるのだという。
「しろたまメイカー」開発の第一歩は、オフィスにあった「日清焼そばU.F.O.」の空容器を使えば、“しろたま”づくりのコツを再現する装置をつくることができるのではないかという気づき。容器に空けた穴からシャワー状のお湯が白身に流れ落ちることで、きれいな“しろたま”をつくることに成功。ここから、「しろたまメイカー」の開発プロジェクトが本格的に始動したという。
着想したのは2024年2月。そこから1年以上にわたり、「チキンラーメン」のたまごの白身をきれいに白くする方法をひたすら考えたという。最も苦戦したパーツが「オムニディレクション ヒートドリップシャワー」。試作段階では卵の黄身の表面まで白くなってしまったり、シャワーの勢いが強すぎて白身に穴が空いてしまったりとさまざまな課題が生じたほか、卵によって温度や大きさなどが異なるという複雑な条件下においても、“しろたま”づくりを確実に成功させる必要があったためだ。顧客が満足する“しろたま”を実現するため、穴のサイズや配置に1mm単位で徹底的にこだわり、12パターンもの試作品を作って検証した結果、ついに最適な形状へとたどり着いている。
さらに今回は、3つの“しろたまテクノロジー”を紹介するWeb動画「しろたまメイカー 篇」を、2025年5月26日から日清食品グループ 公式YouTubeチャンネルで公開。入手方法はキャンペーン。抽選で1000名にプレゼントするとしている。
Web動画「しろたまメイカー 篇」。
