水出しではなく「水淹れ」、UCCが新しいコーヒー習慣を提案 渋谷でイベント開催

イメージ 「 UCC Cold Brew BLACK PET500ml」。水色のパッケージデザインが好評

「 UCC Cold Brew BLACK PET500ml」。水色のパッケージデザインが好評

同社が昨年実施した調査によると、年間を通じて「ホットコーヒーよりアイスコーヒーを飲むことが多い」と回答した人は約4割にのぼり、特に20代では過半数がアイスコーヒー派であることが判明した。止渇飲料市場の拡大も追い風となり、コンビニエンスストアやカフェにおいてもアイスコーヒーのメニューが充実しつつある。

ペットボトル製品のブランド名は2018年から展開してきた「UCC COLD BREW」から、3月の発売時に「UCC Cold Brew」へと刷新された。サブブランドとして「水淹れCOFFEE」とも称されている。

一般に「水出しコーヒー」と呼ばれる水抽出のアイスコーヒーを、同社はあえて「水淹れコーヒー」と表現。「水淹れ」は「コールドブリュー」のことであり、水で丁寧に淹れて作ることで、お湯で抽出しながら氷ですぐに冷やす方法よりもコーヒーの雑味が少なく、すっきりまろやかな味わいと豊かな香りを実現できる。

「水淹れ」というワードを訴求することで「表現の幅を増やし、よりUCCの製法の丁寧さやおいしさを伝える」という狙いもある。ホットよりもアイスを好む若年層の増加を背景に、家庭用から業務用まで多様な販売チャネルを通じて、アイスコーヒーの新たな定番として提案していく方針だ。

3月にはバッグタイプの水淹れコーヒー製品も発売。嗜好品カテゴリーに属するコーヒーバッグは多くの小売店に採用され、消費者との接点も広がっている。ペットボトル製品は「水淹れ」という新しい表現や、一見するとコーヒーに見えない水色のパッケージデザインが好評を博している。

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