電通を早期退職した40~50代の個人事業主らで構成される「ニューホライズンコレクティブ」は本日5月29日、早期退職者支援の枠組み「ライフシフトプラットフォーム」の活動報告と、書籍出版の発表、プロジェクトのひとつである「売れる仕組み創造室」の実績発表を行った。
活動報告をする代表の野澤友宏氏。参加者に実施したアンケート結果(2024年)によると、自身の取り組みに対して「とても充実」「充実している」という回答が87.8%を占めたという
「ライフシフトプラットフォーム」は、人生100年時代のキャリア自律を支援することを目的とした取り組みで、2021年1月に発足。ミドルシニアを迎えるビジネスパーソン向けに社外での学習機会やチーム作りなどの機会を多数提供している。また、昨年にはひとつの組織に依存し過ぎるのではなく、主体的に生き方を開拓する「ライフプレナー」を提唱した。
同社は5月30日に「ライフプレナー」の考え方や実践方法、事例を紹介する書籍『これからのキャリア開拓 ミドルシニア期に価値を創るライフプレナー』を刊行予定。会見では同社代表の山口裕二氏と野澤友宏氏、田中研之輔氏(法政大学キャリアデザイン学部教授)の執筆者3人によるトークセッションを実施した。
田中氏は「(ミドルシニア)一人ひとりが当事者意識を持ってこれからのキャリアをつくっていけるということを伝えたかった」とコメント。同社の活動から得た知見と専門家による知識をハイブリットした1冊にすることができたと自信を見せた。
左から野澤友宏氏、山口裕二氏、田中研之輔氏