“朝に飲む”を打ち出した理由は?アイリスオーヤマが緑茶参入で70億円目指す

150億円規模の設備投資を実施

アイリスオーヤマは緑茶事業の本格展開に向け、総額150億円の設備投資を実施。埼玉県と佐賀県・鳥栖の2拠点に生産ラインを新設し、2026年には京都府・舞鶴にも新工場を建設する。さらに全国19カ所の工場(岡山瀬戸内・御殿場は2026年施工予定)を活用し、全国の取引先に“1日配送”が可能な物流体制を整える。

勝間浩之執行役員は「需要と雇用の創出を両立し、国内の緑茶需要を後押ししたい」と語り、この事業を産業振興の一環と位置付ける。

参入背景には、拡大を続ける茶系飲料市場がある。全国清涼飲料連合会によると、茶系飲料は清涼飲料市場の約2割を占め、2015年比で約40%増。2019年から展開する同社の飲料事業も好調で、食品事業全体はこの5年で約3倍に拡大している。

緑茶は既存の製造設備との親和性も高く、ボトル成型から抽出・充填・包装までを社内で完結できる点が強み。「緑茶は非常に相性が良かった」と勝間氏は語る。

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