「視線を感じるパッケージ」の学生デザインを全国展開、アトリオン製菓

若い世代の柔軟な発想を商品化

イメージ 1月に行われた成果報告会の様子

1月に行われた成果報告会の様子

プロジェクトは、岡学園トータルデザインアカデミーが次世代クリエイティブ人材の育成を目指して企画。その趣旨に賛同した同社が参画し、座学などの授業を受け持った。2024年10月に実施した授業では、高宮氏が特別講師を務め、販売中の商品パッケージ改良をテーマに、学生たちが企業の課題に向き合う実践型の学びの場を提供した。

高宮氏は「学習意欲の高い学生が多く、通常の企業活動だけでは得られないやりがいを感じた」としている。取り組み初期段階では、実際の商品化は難しいと考えていたが、成果報告会のプレゼンで心が動かされたという。

同社はデザイン発案者の西山さんを工場見学に招待した。自身が手がけたデザインが商品として生産される現場を見学してもらったところ、西山さんからは「自分が考えたパッケージが商品になったことがまだ信じられなかったが、実際に工場でたくさん流れてくる様子を見たときには、『本当にお客様の手に届くんだ』と強く実感した」との感想をもらった。

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