エブリーが運営するレシピ動画メディア「デリッシュキッチン」は6月4日、備蓄米を活用したレシピ特集を公開。時間の経過で水分が抜けがちな備蓄米をおいしく調理できる簡単アレンジレシピを35個紹介している。
2024年夏頃から、社会問題として大きく注目を集めている米不足問題。「令和の米騒動」とも報じられ、依然として米価格の高騰が続いている。状況の解決に向け、6月初旬からは、政府との随意契約で購入された備蓄米が大手スーパーやコンビニでも展開されることとなった。
そんな中「デリッシュキッチン」では、2024年8月から「備蓄米/古米」のキーワード検索を開始。2025年5月の検索数が2024年8月時点の約1.9倍に増加したことを受け、今回「備蓄米アレンジレシピ特集」を公開するに至った。2025年6月6日時点では、2024年8月の6.8倍に急増している。
『デリッシュキッチン』副編集長の管理栄養士である斎藤香織氏は、企画の意図について「比較的安価な備蓄米が店頭に並び始めた一方で、その味わいや香りに不安を覚える方も多いのではと考えた」と話す。
「米の価格高騰が続き、家計への負担が大きくなっているかと思います。ブランド米と比較し価格が手頃な備蓄米を購入したいが、味の面が不安でなかなか踏み出せない。備蓄米をおいしく食べたい。そんな気持ちに応えたく、本特集を公開しました。プロが開発した備蓄米のアレンジメニューを発信することで、備蓄米を身近に感じていただき、家計の負担を少しでも解消できればと考えています」(斎藤氏)。
特集ページでは、「ミートチーズドリア風」「カオマンガイ風鶏肉の炊き込みご飯」「オム風チーズライス」などのレシピを公開。時間の経過で水分が抜けがちという備蓄米の特徴にあわせて、パラッとしたチャーハンや、出汁や調味料をしみこませるリゾット、雑炊、パエリアなどの料理レシピを用意した。

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