「肌戦闘力レベル」を測定(大阪駅 アトリウム広場での様子)
自分自身を把握する「診断系コンテンツ」への関心が高まっていることが、この企画の背景にある。ECなどオンラインでの購買行動が広がる中、自分に合った商品やサービスを見極めるヒントを求める人が増加している。一方で、男性向けの診断体験は依然として少ない状況にあり、そのギャップを埋めるべくメンズ向け診断コンテンツとして「男の肌戦闘力診断」が企画された。
第1弾として大阪駅 アトリウム広場で開催した際には、連日200人を超える参加者が訪れ、想定を上回る反響を得た。そのため、イベント期間中にスキンケアサンプルの追加発注が必要になったという。この経験を通じて、男性向け肌診断には十分なニーズがある一方で、体験の場や診断系コンテンツがまだ十分に普及していない現状を改めて認識したとしている。
今回の施策では、スキンケアや肌診断に不慣れな男性にも気軽に参加してもらえるよう、ゲーム感覚で楽しめる工夫が施されている。「男の肌戦闘力診断」というネーミングもその一環であり、男性向けの診断コンテンツであることを明確に打ち出し、心理的な抵抗感を下げることを狙っている。
新宿駅(東京メトロ丸ノ内線)のメトロプロムナードで開催する「男の肌戦闘力診断」(イメージ)
男性化粧品市場は2024年に497億円(前年比114.8%)となり、2019年比で約1.8倍に成長した。中でも「基礎化粧品」は1.8倍に伸びており、「肌の乾燥やトラブルの改善」「自分磨きの一環」などを目的に使用する男性が増加しているとみられる。
今回の取り組みを通じて、男性が自身の肌状態を正しく把握し、スキンケアへの意識を高めるとともに、リニューアルしたバルクオム製品の訴求を目指す。
