山下智久新CM “乱れ髪”からストレートへ 新ブランドで売上2倍見込む

美容D2Cブランドを手がけるAiロボティクスは、「速攻ストレート質感」をうたった新ヘアケアブランド「Straine(ストレイン)」を6月19日から順次発売している。ブランドアンバサダーには山下智久を起用し、新テレビCM「ストレート星からの使者」篇「ビフォーアフター」篇を6月18日より放映している。

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山下智久が“ストレート星”の使者に

「ストレート星からの使者」篇の舞台は、大都市に現れた巨大なボトル。 “髪の未来を変える使者”として地球に降臨した山下が「お待たせ」と呼び掛ける。「みんなの髪をまっすぐに。ストレイン!」と指を鳴らすと、街にいる女性たちの髪が瞬く間にストレートに変化。ストレートヘアに導く機能を端的に伝えている。

「ビフォーアフター」篇は、使用前後の仕上がりを、山下やくせ毛の女性、犬や音楽家・バッハの変化を通して表現した。

「ストレートヘア」特化でハイプレミアム帯に投入

「ストレイン」は、ストレートヘア専用のヘアケアブランド。シャンプー・トリートメント・ヘアオイルの3品をそろえ、ドラッグストアやバラエティショップで販売する。価格帯はシャンプー・トリートメントが税込1980円と、ヘアケア製品市場では高価格帯のハイプレミアム(単価1400円以上)に位置づけられる。

写真 商品 シャンプー・トリートメント・ヘアオイルの3品をそろえ、ドラッグストアやバラエティショップで順次展開していく

シャンプー・トリートメント・ヘアオイルの3品をそろえ、ドラッグストアやバラエティショップで順次展開していく

主なターゲットは、くせや広がりに悩む30代女性だ。開発背景では、サロン品質を謳う市販品が増える一方で、価格や使用感にハードルを感じている層が多い点に着目。手に取りやすい価格帯でありながら、本格的なストレートケアができる選択肢として開発された。

処方面では、髪の補修や保護に有効とされるアミノ酸・PPT・サクランなどの成分を複数組み合わせた「世界初の処方」(同社調べ)を採用。日常のケアの中で、髪の内側からまっすぐを目指す設計とした。

ブランド名は「Straight(まっすぐ)」と「Line(線)」をかけ合わせた造語で、まっすぐな髪と、まっすぐな意志を重ね合わせるような意味を込めたという。

ブランド発表会に山下登壇「ドライヤー中に変化を感じた」

6月18日に都内で行われたブランド発表会では、Aiロボティクス 執行役員 ブランド事業部長の池田愛氏が登壇。「ストレイン」は日々の補修によって本質的なストレートを目指すブランドだと述べ、「引き算の美容」をキーワードに、不要な重さを残さず、根元から整える設計を追求したと語った。三角形のボトル形状には、過去・現在・未来の髪悩みに応える意思を込めたという。

アンバサダーを務める山下は、「ドライヤー中にいつもと違う感覚があった。使い心地も含めて、自分の髪にしっくりきた」と話し、「デザインが風呂場にしっくりくる」「世界初という言葉の響きも気持ちを上げてくれる」と製品への印象も語った。

ブランド発表会に登壇した山下は、CMについても「風にこだわった。迫力があって、印象に残るものになった」とコメント

ブランド発表会に登壇した山下は、CMについても「風にこだわった。迫力があって、印象に残るものになった」とコメント

Aiロボティクスの龍川誠社長は、「ぜひ新しいシャンプー体験をしていただきたい」と呼びかけた。

写真 人物 山下智久(左)と、Aiロボティクス龍川誠社長

山下智久(左)と、Aiロボティクス龍川誠社長

初の卸売ブランド、第3の事業の柱に

Aiロボティクスは2016年の創業以来、AIを活用したD2Cブランドを連続的に展開してきた。2024年9月には東証グロース市場に上場し、売上高は2025年3月期で142億円に達している。

主力ブランドは、スキンケアの「Yunth(ユンス)」と美容家電の「Brighte(ブライト)」だ。「ユンス」の生ビタミンC美容液が累計500万個以上を売り上げ、楽天ベストコスメ2025上半期では総合大賞を含む4冠を獲得。ブライトは、3月に発売したドライヤーが楽天ランキングで6冠を記録し、初回入荷分が即日完売。美顔器シリーズは累計販売12万台を突破した。

両ブランドはいずれも、自社開発のAI技術を活用したEC展開が主軸だが、ストレインは初めての卸売展開となる。スキンケア、家電に続く“3つ目の柱”として、今期は倍増となる280億円を見込み、4年後には2200億円規模の企業成長を目指している。

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