1億人にAI提供目指す中国「OPPO」 ミドルレンジ帯の新スマホに本格AI搭載

リアルイベントで日本での認知度向上を目指す

中国のスマートフォンメーカー「OPPO」の日本法人オウガ・ジャパンは6月19日に新製品を発表した。ミドルレンジスマートフォン「Reno13 A」、ミドルハイクラスの「Reno14 5G」、タブレット「Pad 3」、ワイヤレスイヤホン「Enco Buds3 Pro」を発売する。スマホとタブレットはミドル帯でありながら、ハイエンド機種並みの本格的なAI機能を搭載している点が特徴。同社は、あらゆる価格帯でAI体験が可能であることを強みとしており、2025年末までに全世界で1億人のユーザーに生成AI機能を提供することを目標としている。

ミドルハイクラスモデル「OPPO Reno14 5G」(オパールホワイトとルミナスグリーン)

日本国内での知名度向上を課題とし、6月19日に開催した「OPPO AI 2025 新製品発表会」では、初めて一般ファンも招待した。事前募集では100人以上の応募があり、抽選で約30人が会場を訪れた。会場には新製品の体験スペースも設けられ、来場者は製品を実際に手に取って体験できる内容だった。

担当者は「競合の海外ブランドと比較すると知名度が高くないが、高い品質を一般消費者に広く伝えることでブランドの成長につなげたい」と語った。今後も日本市場での認知拡大を図るため、今回のようなオフラインでの体験施策を強化していく方針。8月11日から17日まで、東京・原宿の商業施設「ハラカド」にて体験イベント「OPPO AI “New Me!!” ラボ」を実施する予定だ。

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