「あまりに野原ひまわり」 畑芽育が実写版「クレヨンしんちゃん」に起用された背景

議論を重ねて決定したキャスティング

最新話となる第6話「お久しぶりの春日部だゾ!」篇では、渦巻き状の前髪がチャームポイントの20歳の野原ひまわりが登場する。物語は、夏休みに春日部へ帰省したしんのすけが、春日部駅でナンパされているひまわりと偶然再会する場面から始まる。春日部の自宅へ向かう道中を描くことで、兄妹ならではの距離感や、大人になった2人が幼少期とは異なる形で築いた深い絆が表現されている。

大人になったひまわりのキャスティングについては、制作チーム内で何度も対話を重ねたという。公開前からひまわりの登場を望む声が多く寄せられていたこともあり、その期待に応えるため、自由奔放でマイペースな魅力を自然に表現できる人物が求められていた。

その結果、満場一致で選ばれたのが畑芽育だった。少し強気で家族想いという、ひまわりの持つ愛らしさを的確に演じた。彼女の登場により、家族全員が揃うことで「やかんの家族」という世界観をより深く描き出すことが可能になったとしている。小笠原氏は、「ファンの方々の『待ってたよ!』に応えられるように、ひまわりの一瞬一瞬に愛情と遊び心を込めた」と語る。

小笠原氏は、「しんのすけやみさえ、ひろしとの“らしい掛け合い”が生まれるように、キャスト同士の相性を大切にした」とし、「ちょっと強気で家族想いの愛らしいひまわりの登場が、家族全員が揃った『やかんの家族』の世界観を一層深めることにつながった」と強調している。

7月1日から7月6日まで、野原一家が勢ぞろいした夏らしいデザインの巨大屋外広告が、六本木ヒルズ(東京・港)の水景・キャノピー柱で掲出されている。

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