「知名度の借用」から「意味の共創」へ 企業・ブランドがIPとコラボする本質的な価値

IPタイアップの意味――価値の交点で何が起きるか

では、なぜ「信頼と約束」を旨とする企業ブランドが、「世界観と熱量」を持つコンテンツIPと手を組む必要があるのだろうか。その意義は、異なる性質を持つ両者の価値が交差する点にある。

多くの企業ブランドは、品質や利便性といった「機能的価値」や「信頼」は確立している。しかし、顧客を熱狂させる「情緒的価値(ワクワク感や没入感)」の創出においては課題を抱えることも多い。それはある種、必然でもある。なぜなら、一般的な企業のコアコンピタンスはあくまで製品やサービスの品質向上(機能の追求)にあり、人を熱狂させる物語やキャラクターを生み出す(情緒の創出)ための専門的なノウハウやリソースを基本的に社内に持ち合わせていないからだ。

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日本発IPはどこへ向かう? 今さら聞けない現在地と進化論
まつもとあつし(ジャーナリスト、研究者)

ジャーナリスト・研究者(専修大学文学部ジャーナリズム学科特任教授)。NPO法人アニメ産業イノベーション会議(ANiC)理事長。ITベンチャー・出版社・広告代理店・映像会社などを経て、現職。ASCII.JP・Yahoo!ニュース個人などに寄稿。著書に「コンテンツビジネス・デジタルシフト」(NTT出版)「地域創生DX」(同文館出版)など。取材・執筆と並行してコンテンツやメディアの学際研究と教育を行っている。

まつもとあつし(ジャーナリスト、研究者)

ジャーナリスト・研究者(専修大学文学部ジャーナリズム学科特任教授)。NPO法人アニメ産業イノベーション会議(ANiC)理事長。ITベンチャー・出版社・広告代理店・映像会社などを経て、現職。ASCII.JP・Yahoo!ニュース個人などに寄稿。著書に「コンテンツビジネス・デジタルシフト」(NTT出版)「地域創生DX」(同文館出版)など。取材・執筆と並行してコンテンツやメディアの学際研究と教育を行っている。

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