「時間が来たらお待ちしません!」という赤い大きな文字に、ビューンと飛んで行く飛行機の動画——。日本航空(JAL)は、大型連休期間中に搭乗予定の客に対し、搭乗手続き締め切り時刻の厳守と機内持ち込み手荷物のお願いを、動画付きでXに投稿した。羽田や成田など主要空港では離発着数の増加で空港自体が混雑し、定時運航率が課題になる中、乗客への協力を強く呼びかけ。SNS上では、JALの切実なメッセージに賛同する意見も多数出ている。
GW期間中にご搭乗予定のお客さまへ✈️
出発時刻の1⃣0⃣分前までに搭乗口へお越しいただけない場合はご搭乗いただけません!
出発時刻の3⃣0⃣分前までを目安に保安検査場をご通過ください📢👇お客さまへのお願いhttps://t.co/k38xFPkEeE pic.twitter.com/uxXN3C1yTe
— JAL 運航情報【公式】 (@JAL_flight_info) 2026年4月27日
JALのXの投稿
「乗り遅れないでくださいね」「過ぎたらご搭乗いただけません!」と赤くて大きな字で表示される50秒の動画では、国内線の場合、手荷物を預けるのは搭乗30分前まで、保安検査場の通過は20分前まで、搭乗口には10分前までに到着するよう案内している。
JALは4月24日、国土交通省航空局からの事務連絡に基づき、定期航空協会から日本国内の航空各社に対して、業界を挙げて定時性の確保に資する取り組みを一層加速させるよう要請されたことを発表。定期航空協会でも、スムーズな搭乗と定時出発の実現に向け、機内持ち込み手荷物に関する業界統一のガイドラインも取りまとめられた、としている。
空港自体の離発着数も増えており、国際空港評議会によると、特に羽田空港は1時間あたり最大90回離発着でき、1分に1.5本の飛行機が離陸または着陸している計算で、世界有数の「忙しい空港」と言われている。こうした要因も加わり、日本航空の2026年3月の定時出発率は国内線・国際線で84.28%、定時到着率は82.58%となっている。
乗客側の問題も深刻だ。2025年にNHKで航空会社の裏側を紹介した番組で、乗客が搭乗口に現れなかったり乗り遅れたりする「ノーショー」が紹介されると、乗客を探し回ったり、預けられた手荷物を出発直前に探し出したりする航空会社の負担の大きさが広く知られ、SNSでトレンド入りしたこともあった。
こうした航空会社の苦労も広く知られるようになり、今回の動画に対してもSNS上では、「GW期間中だけでなく、JALのお客さんと運航に携わる全てのスタッフの為にも、これからもどんどん告知していきましょう!」や、「ここまで会社がメッセージ出してくれると現場のスタッフも堂々と対処できる」といった賛同のコメントが寄せられている。
「私は、お客様と一緒に飛びたいんです」。JALからの切実なメッセージだ。

