もう暑すぎて、売り方の様子までおかしい…「夜に売る」「いっそ1年中売る」「あえて着込む」 過酷な猛暑が変えた、日本の「夏ビジネス」の新常識

5月18日、大分県日田市で最高気温35.3℃を観測し、全国で今年初の猛暑日となった。同県内では観測史上最も早い猛暑日となった。今年は、最高気温40℃以上の日を示す新たな予報用語「酷暑日」も使われるようになり、例年以上に「暑さ対策」への関心が高まっている。

こうした中、すでに多くの企業が「暑さ対策」を訴求する夏商戦を本格化させている。ただ、近年の猛烈な暑さや夏の長期化を背景に、その打ち出し方は例年とは変わりつつある。ワークマン、セブン‐イレブン・ジャパン、ダイキン工業、カバヤ食品の事例から、「酷暑時代」の夏商戦を追う。

ワークマンが4月15日に実施した「災害級気温45℃!! 生存できるかファッションショー」

ワークマンが4月15日に実施した「災害級気温45℃!! 生存できるかファッションショー」

ワークマンが打ち出したのは、「着る暑さ対策」だ。風で衣服内の熱を逃がす「ファン付きウェア」と、半導体の冷却プレートで身体を直接冷やす「ペルチェベスト」の2本柱を訴求。4月15日には、45度の暑熱環境を再現した「災害級気温45℃!! 生存できるかファッションショー」を実施し、話題を呼んだ。

同社は春夏の戦略として、これまで主に作業者向けに展開してきた両商品を、一般生活者向けにも本格展開する方針を打ち出している。

通常ラインのファン付きウェアでは、「ウィンドコア耐久撥水×消臭シェルベスト」が2900円(税込)、「ウィンドコア遮熱ベスト」が3500円(同)、「ウィンドコア耐久撥水×消臭シェルジャケット」や「ウィンドコアプロコアベスト」が3900円(同)など、ウェア単体でおおむね3000〜5000円前後の商品をそろえる。初めて使う層向けには、ウェア、ファン、モバイルバッテリーをセットにした「ウィンドコアエントリーセットベスト」も9800円(同)で展開する。

さらに、EXILEとのコラボによる「ZERO-STAGE」から、ファンベストと半袖ファンウェアも投入。従来のファン付きウェアは、ファンから取り込んだ空気で上半身が大きく膨らみ、日常使いにはハードルがあった。「ZERO-STAGE」では、その着膨れ感を抑え、スタイリッシュな見た目を訴求している。

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