世界競争力ランキング シンガポールが「首位奪還」 日本の順位は

スイスのビジネススクール、国際経営開発研究所(IMD)が、2026年版の世界競争力ランキングを発表した。昨年首位だったスイスは、シンガポールに座を奪われ3位に後退。日本は前年から順位を5つ上げ、30位だった。

ランキング 世界競争力ランキング。IMD出典。▲はランク後退

世界競争力ランキング。IMD出典。▲はランク後退

ランキングは70の国・地域を対象に、競争力について「経済パフォーマンス」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4カテゴリ、計341の指標を基にスコアを決める。1989年からランキングが発表されている。

前年調査で首位だったスイスは3位に後退、シンガポールが2位から首位に返り咲き、香港は3位から2位へと順位は入れ替わったものの、上位3つの国・地域は前年と同じだった。日本は、インフラの充実などを上昇要因とし、前年調査から順位を5つ上げ30位になった。「インフラ」(16位)が前年の19位から上昇。構成要素別では、雇用(5位)や科学インフラ(7位)、国内経済(8位)、健康・環境(9位)が10位以内に入った。

首位から陥落したスイスを分析してみると、「政府の効率性」と「インフラ」の2つのカテゴリでは首位だった。後退理由として、主に「経済パフォーマンス」が前年の13位から今年は37位と、大幅に落ち込んだことが考えられる。「経済パフォーマンス」をみると、国際投資が前年の6位から41位に後退。また、物価の高さが響き、66位と低迷が続いている。生活費指数は109.75(65位)、ガソリン価格は1リットルあたり2.07ドル(64位)と、高コスト環境が浮き彫りになった。雇用も悪化し、30位に後退。雇用成長率も落ち込んだ。

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