その2016年の経験があったからこそ、山田氏は「くまモンが行くことで被災者の皆さんの力になることが認識できていたので、前回(2016年の熊本地震)に比べると、だいぶ気持ちが楽だった」と、活動再開に向けた思いを語る。きっと喜んでもらえる、それでも活動再開の判断をするには相当悩んだ。猛暑の大地震は過酷だ。気温は40度に迫り、直後はクーラーのないところに避難する人もおり、断水でシャワーも浴びられない。自宅や店舗が倒壊しがれきが散乱しているなかに「くまモンが来てもどうしようもないという状況では出せない」。8月上旬に被害の大きかった地域を見て回ると「家がこんなに簡単に崩れてしまうのか」と衝撃を受けるような状況もあった。「とてもではないが、今ではない」と感じた。
くまモンは被災地に出ていいのか 熊本県が悩んだ19日間と活動再開を決めるまで
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