カフェなどで見られる、SNS向けの写真・動画撮影を楽しめる専用スペースが、焼肉チェーンにも広がりつつある。1人焼肉が楽しめる「焼肉ライク」は10月19日、新宿南口店(東京・新宿)に、写真・動画撮影やライブ配信ができる特別席「スタジオライク いわたまありの部屋」を開設した。女優ミラーや俯瞰撮影設備などを備え、焼肉を楽しむ様子をSNSで発信できる環境を整えた。
ほかの焼肉店でも、ライブ配信サービスとのコラボキャンペーンや、客席への撮影用スマートフォンスタンドの設置など、類似の取り組みが行われてきた。焼肉ライクではさらに一歩踏み込み、撮影・配信のための専用席まで設けた。
焼肉店にとって、客の動画撮影やライブ配信にはどのような価値があるのか。焼肉ライクの担当者に、あえて専用席まで用意した狙いを聞いた。
いわたまあ~ら~火鍋風焼肉セット
SNSの撮影構図を研究
焼肉ライクは、国内72店舗(2026年8月末時点)を展開する焼肉チェーン。一人一台の無煙ロースターを備え、自分のペースで焼肉を楽しめる「焼肉ファストフード」を特徴としている。
新宿南口店で開設した「スタジオライク」では、食事に加え、撮影や情報発信まで楽しめる新たな店舗体験を提案する。
利用は新宿南口店のLINE公式アカウントから前日までに予約する方式で、1枠60分、最大2人まで。追加料金はかからず、指定メニューの注文義務もない。通常の飲食代のみで撮影設備を利用できる。
また、企画を監修した俳優・タレントのいわたまありとの限定コラボメニュー「いわたまあ~ら~火鍋風焼肉セット」(税込1870円)も販売する。
特別席には、明るい照明を備えた「女優ミラー」を設置。料理だけでなく、食事を楽しむ自分自身の表情や姿も撮影できる。さらに、料理や肉を焼く手元を真上から撮影できる設備や専用の背景も用意し、ライブ配信にも対応する。
同社のセールス&マーケティング部の佐々木月乃係長によると、設備の導入にあたっては、いわた氏に普段の撮影方法をヒアリングしたほか、焼肉ライクで撮影されたSNS投稿や、飲食店を紹介するSNSアカウントの投稿を参考に、撮影の角度や構図を研究したという。
俳優・タレントのいわたまあり
来店しない女性に照準

