サントリーが10月11日から配信している、テレビアニメ「サザエさん」と「金麦」のコラボWebCM。波平とマスオが「金麦」で晩酌を楽しむ内容で、1969年のアニメ放送開始以来、同作が酒類ブランドとのコラボ動画を制作するのは初めて。長年の「サザエさん」ファンだからこそ気付く仕掛けも盛り込まれている。
今回のコラボの背景には、10月の酒税改正に伴う「金麦」のビール化がある。サントリーは、日常的にビールを楽しむ「デイリービール」市場の創出を目指しており、その訴求に「サザエさん」を起用した。
なぜ、ビール化という節目に「サザエさん」を選んだのか。また、CMに過去のエピソードを取り入れた理由とは。企画の経緯や狙いについて、サントリー宣伝部の宮田晃浩氏に聞いた。
WebCM「いつもの晩酌、いつもの幸せ」篇(ストーリーボード)
「サザエさん」のお茶の間と「金麦」の共通点
サントリーは10月6日、「金麦」と「金麦〈糖質75%オフ〉」を従来の新ジャンル製法からビール製法へ変更。13日にはラガービール「金麦〈豊潤〉」を発売した。
2007年の発売以来、親しまれてきた「金麦」。酒税改正を機にビールへと生まれ変わった同ブランドの新たな魅力を伝える施策の一つが、今回の「サザエさん」とのコラボだ。
宮田氏によると、「金麦」はこれまでも、家で過ごす時間や日々の食卓に寄り添うブランドを目指してきたという。その思いを伝える方法を検討する中で、家庭の何気ない日常を描き、幅広い世代に親しまれてきた「サザエさん」との親和性に着目した。
「毎週日曜の夕方に放送される『サザエさん』の食卓や家族の団らんは、多くの方にとってなじみ深く、家で過ごす時間を思い起こさせる日本の象徴的な風景だと思っている」と宮田氏は説明する。
中でも注目したのが、作中でたびたび晩酌を楽しむ波平とマスオの存在だ。宮田氏自身も酒を楽しむ一人として、2人の晩酌風景に親しみを感じていたという。
磯野家の食卓や2人の晩酌を通じて、「金麦」が大切にしている「ふだんの暮らしにある幸せ」を表現できると考え、今回のコラボに至った。

