シック・ジャパンが10月6日に発売した若年層向けシェーバー「Schick FIRST(シックファースト) パーフェクトディフェンス」が発売約1カ月で出荷本数18万本を突破した。売上は当初計画比207%を記録。ニキビが気になる肌でも剃りやすい設計が特徴で、若者の肌の悩みに着目した商品開発に加え、店頭で目を引くパッケージやインフルエンサーを起用した広告施策が奏功した。
シック・ジャパンのマーケティング本部でブランドマネージャーを務める宮之内駿介氏に、好調の背景を聞いた。
インフルエンサーを起用した広告
若年層の悩みに商機
想定を大きく上回るヒットとなったのは、Z世代向けビューティグルーミングブランド「Schick FIRST TOKYO(シックファースト トーキョー)」の新商品。ニキビの盛り上がった部分と刃の接触を抑える独自技術「アクネシールド」を搭載し、肌への負担に配慮しながらヒゲを剃れる設計とした。
10月28日時点のAmazon新着ランキングでは「シェービング・ムダ毛処理」カテゴリーで1位を獲得。新商品の投入に伴い、「Schick FIRST」ブランド全体の市場シェアも前月比164%となったという。
「シックファースト パーフェクトディフェンス ホルダー」
宮之内氏は「今回の成果で特に手応えを感じているのは、新商品単体の販売にとどまらず、Schick FIRSTブランド全体の成長にもつながっていること」と話す。好調の要因として挙げるのは、「商品イノベーション」「店頭での視認性」「リアルな使用体験を伝える広告コミュニケーション」の3つだ。
シェーバー市場では従来、深剃り性能や剃り味が重視されてきた。一方、初めてヒゲ剃りをする若年層にとっては、肌への負担を抑えながら使えることも重要な要素となる。
同社の調査では、10〜20代男性の76.2%が「ニキビがあるとヒゲ剃りが難しい」と回答する一方、79.4%が「ニキビがあってもヒゲはきちんと剃りたい」と回答した。肌を傷つけることへの不安と、身だしなみを整えたいというニーズが共存している実態が浮かび上がった。

