ついに「現象」と化したちいかわ 流行語大賞に「ちいかわ(現象)」が候補入り 「ギルティ」「ボンドロ」も選出

2026年の「新語・流行語大賞」のノミネート30語が11月5日に発表された。「ちいかわ(現象)」「ボンボンドロップシール(ボンドロ)」などのヒットコンテンツや商品に加え、「ギルティ」「だけ弁当」といった企業のマーケティング活動に関連する言葉も選ばれた。

一方、選考側は今年の傾向について、CMや映画、テレビ番組から生まれ、思わず使いたくなるような言葉が少なかったと分析している。SNSやショート動画から生まれる流行が存在感を増す中、2026年の候補には消費者の価値観やメディアとの接し方の変化を映し出す言葉が並んだ。

同賞は自由国民社が主催し、T&D保険グループが特別協賛する。ノミネート語は11月5日発売の『現代用語の基礎知識2027』に掲載された新語や話題の言葉から選考を重ねて選ばれた。年間大賞とトップテンは12月1日に発表される。

写真 ちいかわ

候補入りした「ちいかわ」(現象)

「ギルティ」「だけ弁当」企業発のヒット商品も候補に

マーケティングの観点で注目されるのが「ギルティ」だ。罪悪感を覚えながらも欲望を満たす消費行動を指す言葉として、食品や飲料などの商品開発にも取り入れられている。

代表例がサントリービバレッジ&フードの「ギルティ炭酸 NOPE(ノープ)」だ。同社によると、2026年3月に発売した同商品は、発売150日で出荷本数1億本を突破した。令和以降に発売した同社の飲料新商品として最速の記録となった。

同社が10月に発表した「ギルティ消費トレンド調査2026」では、ギルティ消費の経験者の約7割が週1回以上、後ろめたさを感じながらも自分を甘やかす行動を取っていると回答した。健康や節制を意識した「ギルトフリー」とは対照的に、あえて背徳感を前面に押し出す商品訴求が注目を集めた。

ローソンストア100の「だけ弁当」も選ばれた。2021年に発売した同シリーズは、おかずを1種類だけに絞るという大胆な商品設計が特徴だ。

2026年には発売5周年を迎え、6月には新商品3種類を投入した。同社は弁当の価格帯を税抜298円、398円、498円の3段階に整理するなど、手頃な価格の商品を充実させている。物価高で節約志向が強まる中、商品名にもなった「だけ弁当」が流行語大賞の候補に入った。

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