米マサチューセッツ州に本社を置く楽天USAは20日、データ解析エンジンや商品データフィードを提供するシアトルの企業「PopShops.com」の買収に向けて最終合意に達したと発表した。
楽天USAではこのほど、楽天グループのBtoBマーケティングを提供するサービスブランド名を「Rakuten Marketing」と決定。今回の買収によりアフィリエイトやサーチエンジン、ディスプレイ、ターゲティングといった一連のマーケティングソリューションから成るポートフォリオを強化する。
PopShopsは2006年に設立。4000社以上の広告主から提供される商品データを解析し、価格比較サイトやクーポンサイト、ブログやポイント還元系サイトなど、2万5000社のメディアサイトへ提供している。
オンラインショッピングでは昨今、古い商品データや不完全な商品データによる売上損失など、商品データフィードの管理が課題とされている。そこでPopShopsの技術を活用し、商品やクーポンのデータを最新の状態を保ち、クライアントの売上拡大に向けたソリューションを提供する。またPopShopsは「Rakuten PopShops」と名称を変える。
「Rakuten PopShops」の日本でのサービス開始時期は未定としているが、今後、導入の検討を進める。
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