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2013年度「PRパーソン・オブ・ザ・イヤー」、パラリンピック走り幅跳び代表の佐藤真海さんに決定

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東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会

日本パブリックリレーションズ協会は7日、2013年度の「PRパーソン・オブ・ザ・イヤー」を発表した。

本年度の受賞者は、女子陸上選手パラリンピック走り幅跳び代表で、9月のIOC総会でのオリンピック・パラリンピック招致の最終プレゼンテーションで注目を浴びた佐藤真海氏に決定した。

同賞は、PRに対する理解促進を目的に、PRの基本理念であるパブリックインタレスト(公益)に貢献した人、あるいはそれぞれの分野でPRの視点から活躍した人を表彰するもの。同協会会員ならびに顕彰委員会が選考を行った。

佐藤氏は、3大会連続パラリンピック出場を果たした義足のジャンパー。大学在学中、骨肉腫を発症し右足膝下を切断。

現在はサントリーホールディングス CSR推進部員として全国の学校・施設で自身の経験から、スポーツの楽しさ、夢を持つことの大切さを訴えている。

2013年9月のIOC総会では、スポーツによって苦しみを克服してきたことや、被災地(宮城県気仙沼市)出身者として国内外のスポーツ選手による被災地での子どもたちを勇気づける支援活動を紹介するなど、復興への思いを込めた最終プレゼンテーションで全世界を感動に包んだことが評価され、受賞となった。

また、同時に発表された「シチズン・オブ・ザ・イヤー」には、NPO法人本屋大賞実行委員会が選ばれた。

同賞は、「地道で独創的な広報・PR活動」の掘り起こしを目的に、長年にわたり独創的な広報・PR活動を実践し、広く社会や地域の発展に寄与し、奨励に値する成果を収めた個人またはグループ(NPOを含む)を公益法人として認定・顕彰するもの。

長い出版不況が続く中、本と読者を最も良く知る書店員が一番売りたい本を投票によって選ぶ賞として、2004年に有志によって設立された「本屋大賞」は、2013年で10周年を迎えた。

受賞作品はいずれもベストセラーになると同時に、隠れた作家の魅力を発掘。従来の出版社が売りたい本をPRするやり方から、書店員が「読んで面白い」「お客様に勧めたい」本をPRする「本屋大賞」は出版PRの新しい発想であり、広く国民の支持を得ていることを評価した。

表彰式は、いずれも21日の同協会主催「新春PRフェスタ2014」および「新春PRフォーラム」第1部で執り行われる。