【前回のコラム】「地域から日本を元気に——全日本広告連盟・大平明理事長」はこちら
広告界最大級のイベント「全日本広告連盟大会」が今年5月、名古屋市で開かれ、62回の歴史で過去最大の1600人が来場しました。主催は広告界の業界団体である公益社団法人全日本広告連盟(全広連)です。この企画は、全広連と宣伝会議とのコラボレーションの一環で、名古屋大会のレポートや地域ごとの取り組みを紹介します。
全日本広告連盟は全国37の地域広告協会で構成されます。広告協会は広告主、広告業、媒体社ら地域広告界の主要構成員が会員となり、広告賞ほか顕彰制度や懇親など、それぞれ地域に根ざした活動を展開しています。全37の広告協会のいまの取り組みや、地域経済・広告界の動きを紹介します。
【全北海道】札幌国際芸術祭、初の開催へ
北海道・札幌では、初となる国際的なアートフェスティバルである「札幌国際芸術祭2014」が、世界的に著名なアーティストである坂本龍一氏をゲストディレクターに迎え、7月19日から9月28日までの72日間にわたり開催されます。
開催テーマは「都市と自然」。これからの都市と自然の共生のあり方を考える国際芸術祭として、世界で活躍する現代アーティストたちが参加し、市内各所では様々なプロジェクトが展開されます。新しい形の芸術祭として注目されています。(全北海道広告協会)
【青森】青森-函館の経済活性化へ
全広連青森大会から1年が経った。振り返ると大会の成果は様々あるが、この大会が残した「広告コミュニケーションのチカラ」を広める取り組みを進めていきたい。
今春には郵便局と共催で、ダイレクトメールマーケティングの手法を研修、マス広告との連携を探った。交流の中でお互い広告活動の刺激となった。直近では、遊技場業界の広告事情について講演会を実施する。青森広告協会は今後こうした“業界”との接点の場を持ち、広告への認識を確認していく。